• "正則"(/)
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  1. 新見市議会 2020-03-01
    令和2年3月定例会(第3号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2020年03月04日:令和2年3月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(藤澤正則君) 皆さん、御苦労さまでございます。  ただいまの出席17名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程(第3号)は、一般質問のみのため、配付を省略しておりますので御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(藤澤正則君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き一般質問を行います。  まず、5番小河俊文君の登壇を願います。小河俊文君。               〔5番 小河俊文君 登壇〕 3 ◯5番(小河俊文君) 5番小河です。皆様おはようございます。  議長の許可をいただきましたので、2日目のトップバッターとして3月定例会での私の一般を通告に従いまして順次時間の許す限り質問してまいりますので、執行部におかれましては、市民目線で市民に寄り添った明快で前向きな答弁をしていただけるように期待をしています。  まずもって、この度の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになった皆様にお悔やみを申し上げますとともに、重症、軽症を問わず、新型コロナウイルス感染症で陽性になった多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  さて、昨年12月より、中国の武漢市において初めての発症が確認された新型のコロナウイルスは現在でも一向に落ちつく様子はなく、中国全土はもとより全世界に広がりを見せています。しかも、WHOは日本、韓国、イタリア、イランの4カ国に対して最大限の懸念を示しています。昨夜、午後9時の時点で全世界の感染者は8万7,988人、死者3,031人を数え、この日本においても感染者274人、死者も6人出ています。この数字にはクルーズ船の感染者は含まれておらず、クルーズ船の感染者も入れると1,000人を超える状況となっています。また、感染者は北は北海道から南は沖縄まで日本全土に拡散されています。しかも、日々刻々と状況は変わっています。  そこで、1項目めに、新型コロナウイルス感染症についてお尋ねします。  1点目に、新型コロナウイルス感染症への新見市の対応と対策はどうなっているのか。  現段階では、全国的に新型コロナウイルスの検査は、37.5度以上の発熱があり、なお海外への渡航歴とか感染者との濃厚接触の有無など多くの条件が合致しないと検査さえしてもらえません。子供が38度近い発熱等が10日近くも続いても、条件が合わないと検査を断られてしまうような事例も起こっており、国民の間にも不安が蔓延しています。また、新型コロナウイルスへの対策として、いろいろな情報が氾濫し、どの情報が本当なのか、何を信じればいいのかわからない状況です。  国においては、全国の小学校、中学校、高校を3月2日から春休みまでの休業を強制ではないにしろ要請したことにより、教育現場では混乱を来しているとともに、保護者が共働きなど、家庭での子供たちの生活環境にも影響があります。新見市においては、保育所やこども園は休業せず子供を預けられるとともに、放課後児童クラブの開所も決まっているということで少し安心をしています。新見市でも新型コロナウイルス感染症対策本部を素早く立ち上げ、対応され、対策を立てられたと聞いています。その対策本部での会議の内容と対策をお示しください。  2番目に、イベントの開催についてお聞きします。  全国的に大小様々なイベントの開催が、中止または延期や無観客開催など様々な形をとっておられます。吉備路マラソン開催断念を初め、Jリーグやプロ野球などのスポーツイベントの延期や中止、無観客試合での開催、コンサートや天皇誕生日の一般参賀の中止など、日本中の重立ったイベントが中止に追い込まれています。ここに来て、そんなことはあり得ないと思いますが、東京オリンピック・パラリンピックの開催さえ危ぶまれる発言が出ています。また、春の選抜高校野球の中止か無観客試合かの決定が本日の会議により決定されるそうです。そういった意味でも、早い対応によって、一日も早い収束が待ち望まれるところです。新見においても、にいみ雛まつり第1部の中止等、民間のイベントの中止が相次いでいますが、イベントの開催について市の対応をお示しください。
     以上で最初の質問を終わります。答弁をお願いします。 4 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの小河俊文君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯福祉部長(林 裕司君) それでは1項目め、新型コロナウイルス感染症についての1点目、対応と対策についてでございます。  本市では、先ほど議員も申し上げられましたように、2月27日に新見市新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、感染症拡大防止に向けた対策の強化を図ったところでございます。会議では、次の2点目のイベントの開催についてでもお答えするようになりますが、イベント等の開催につきまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けたイベント等の開催に係る考え方をお示しをして、主催者の方に中止または延期などの要請を行うということで、その方針を定めたところでございます。  対策本部では、その時点での国の動向であるとか、県の対応の状況、それから市が対策本部を27日に立ち上げましたが、それまで2月5日には幹部会において、この新見市新型インフルエンザ等対策行動計画新型インフルエンザ等発生段階別行動計画に沿って対応することを協議しております。その後、市民への周知という形で市のホームページ、それからまちナビなどによりまして、感染症予防についての啓発を発出しております。その後、本庁であるとか、市民センター、公民館にアルコール消毒液の配布も行っております。2月21日に新型コロナウイルス感染症連絡会議を実施し、現状と今後の対応として、関係部署との連携、拡大防止についての情報について共有をさせていただいております。27日に本部を設置し、その後、28日には小・中高の要請が出ましたので、そのことについて本部会までは開けておりませんが、幹部で協議をして3月2日からの休校についての対応を協議し、発表をしたところでございます。  次に、2点目のイベント等の開催についてでございますが、先ほど申し上げましたが、イベントにつきましては、大規模な会議というものを含めまして、主催者に、先ほど申し上げましたように、その内容の是非を考えていただき、中止できるものは中止していただきたいということで基本的な考え方をお示しし、市としましても、主催するイベントにつきましては、中止を前提に考え、決定をしているものがございます。  以上でございます。 6 ◯議長(藤澤正則君) 再質問はございますか。小河俊文君。 7 ◯5番(小河俊文君) 2月27日に対策本部を開いて素早い対応をしていただいたということで、新型コロナウイルスへの予防についての対応や対策については、答弁に加えて新聞報道や市報へのチラシの折り込み等、大変よくわかりました。是非ともしっかりとした対応、対策をこれからも続けていただきたいというふうに思います。その中で、昨日の同僚議員への代表質問の答弁で、学校の休業を受けて、共働き等の保護者のために放課後児童クラブや学校での居場所づくりで対応するとの答弁がありました。学校での居場所づくりとはどんなものなのかお尋ねをいたします。 8 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 9 ◯教育部長(鹿島 隆君) 学校での対応ですが、基本的には市内に放課後児童クラブがある箇所については、そちらで対応していただくということにしております。そして、放課後児童クラブがない学校区につきまして、また放課後児童クラブでは対応ができない場合につきましては、学校において直営で対応すると。その場合には、教員または支援員等を学校に入れて子供の見守りをするという形をとっております。  以上です。 10 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 11 ◯5番(小河俊文君) これは、学校については小学校、中学校ともにでしょうか、それとも小学校だけなのか、また学年等については高学年もなのか低学年だけなのか、その辺のことを教えていただければと思います。 12 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 13 ◯教育部長(鹿島 隆君) 対象につきましては小学生のみでございます。 14 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 15 ◯5番(小河俊文君) 中学生に対しては私も要らないと思いますが、小学生も高学年まで見ていただけるということで、本当に安心した取り組みだというふうに思っております。そのことについてはわかりました。  私が心配するのは、一番危惧しているのが、やはりもしも新見において感染者が発生したときの対応についてでございます。感染者に対して、一番最前線でかかわるのはやはり救急隊員ではないかと思います。救急隊員が濃厚接触して、新型コロナウイルスに感染しないためにどのような対策をとっているかをお聞かせください。 16 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 17 ◯消防長名越淑郎君) ただいまの質問でございますけれども、新型コロナウイルスの感染症の患者及び新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者と判明した場合は、直ちに保健所に連絡し、対応を引き継ぐこととしております。  以上でございます。 18 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 19 ◯5番(小河俊文君) 判明した場合というのは、やはり救急隊員が接触した後のことになるんでしょうか。それとも電話等の対応でそれを判断されるのでしょうか。 20 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 21 ◯消防長名越淑郎君) まず、通報時点、通信員の対応として詳しい状況、そういったものを詳しく聞き取り、その時点で疑われる場合にはその時点で保健所へ連絡。その時点で聞き取りができなかった場合に救急隊が出動し、接触したときの聞き取りによって疑われる場合は、その時点で保健所へ連絡し、引き継ぐこととしております。  以上でございます。 22 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 23 ◯5番(小河俊文君) 通報の時点でそのことが確認されるようなら、まず保健所に連絡ということでありますが、隊員が行かれてそこでまず接触してそのことを感じたときには、やはりもしかしたらもうそこで感染が起こるかもわかりません。国においては防護服等、いろいろ注意をしながら感染者との接触を図っているわけでありますが、そのような防護服等の準備はされているのでしょうか。 24 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 25 ◯消防長名越淑郎君) そういった時点に備えまして、感染防止着の上下、それから密着型ゴーグル、それからN95マスク、それから感染防止用ゴム手袋等をふだんから備蓄しております。  以上です。 26 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 27 ◯5番(小河俊文君) 了解をしました。しっかりとふだんからシミュレーションをしていただいて、もしもの場合に素早いちゃんとした対応ができることをお願いいたします。救急隊員を初め市の職員は、新見にとっての命綱だというふうに思いますので、是非万全の対策をとって、まずは自分たちの身の安全をしっかりと守っていただくことをお願いして、次の項目に移ります。 28 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に入ってください。 29 ◯5番(小河俊文君) 次に、2項目めとして、城山公園についてお聞きします。  まず、1点目の、城山公園利用促進についての1番として、桜の植樹の状況と今後について質問いたします。  城山公園については何度も質問をさせていただいていますが、最近では一昨年の平成30年6月定例会で質問いたしました。そのときの答弁として、平成23年度に3メートルの高さのソメイヨシノの苗木を65本、樹勢の衰えている桜の近くに植樹をし、今後、植樹した桜が成長したら樹勢の衰えた桜を伐採する予定とのお答えをいただきましたが、植樹して10年近い時間が経過しました。植樹した桜は現在のところ、どの程度成長しているのか、また伐採する予定だった樹勢が衰えた桜はどうなっているのか、現在の状況をお示しください。また、今後の桜の植樹計画はどうなっているのかについてお尋ねをします。  2番目に、樹木の伐採の状況と今後についてお聞きします。  前回質問した平成28年の答弁では、25年度に杉やイチョウ、27年度にはイチョウ、ツバキ、キンモクセイなどの樹木の剪定を行っていて、今後も必要に応じて剪定を行っていくとの答弁でしたが、その後の状況はどうなっているのでしょうか。城山公園の樹木も、ほかの山同様に年々成長しているために、高さもあり、横にも広がり、山全体を覆い尽くすことで城山からの眺望は悪く、見たい方角の市街地を見おろすことさえ困難な状況になっています。木々が鬱蒼と生い茂ることで下からも城山の状況がわからず、防犯の観点からいってもまずい状況になっているのではないかと思います。城山の樹木も大木が多くあり、そういった意味では、これまでのような剪定ではなく、思い切った伐採が必要になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。大きくなり過ぎた木を間引くことにより、日当たりもよく、防犯にも役立つし、植樹した桜の成長にも欠かせないものだと思いますが、いかがでしょうか。  3番目に、前回に引き続いて、城山山頂付近の駐車場の整備についてお聞きします。  前回の質問後に、多くの市民の方々から山頂付近への駐車場の整備を是非実現して欲しいと声をかけていただきました。年々高齢化が進む中、麓はもとより、現在の駐車場からでも登ることができない人は着実に増えています。せっかく遊歩道などの整備をしたのに、人が上がれないのであれば本末転倒な気もします。高齢者にとって、若いときの思い出の場所でもある城山公園で散歩を楽しむことは最高のシチュエーションではないのでしょうか。是非、市民の憩いの場所として、行きやすく使い勝手のよい公園にしてもらえることを強く望みます。  4番目に、害獣駆除についてお尋ねします。  城山には、これまではイタチなどの小動物の目撃情報は聞いたことはありますが、今年になってうり坊が出現しているという情報が多く寄せられるようになってきました。まだ赤ちゃんのうり坊のままならかわいくていいのかもしれませんが、すぐに成長し大人になってしまいます。最近ではアーバンイノシシという言葉があるように、都会でも餌を求めて町なかにあらわれ、人を襲うことも珍しくなくなってきました。これからの季節、桃や桜の季節を迎え、多くの人が花見に訪れます。特に、小さなお子さんや高齢者の方に危険が迫らないように、早い段階での駆除を求めます。市街地の中心なので、鉄砲やわなを仕掛けるということもできないと思いますが、早目の対策をよろしくお願いします。答弁をお願いします。 30 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 31 ◯建設部長(西村和夫君) 2項目め、城山公園について、1点目、城山公園利用促進について答弁させていただきます。  まず1番目、桜の植樹の状況と今後についてでございます。  城山公園は桜の名所であり、市民の憩いの場になっております。平成23年度に植樹いたしましたソメイヨシノは65本ですが、その当時には3メーター程度の苗木を植樹しましたが、現在では3.5メートルから5メーター程度に成長をしております。今後につきましても、桜の分布状況や生育状況等を考慮し、古い桜の伐採など必要な措置を講じていきたいと考えております。  2番目、樹木の伐採の状況と今後についてでございます。  城山公園の樹木につきましては、定期的に点検を行い、支障になる枝の剪定や樹木の伐採などを実施しております。今後とも園内樹木の状況を把握した上で、景観にも配慮し、引き続き適正な管理に努めてまいりたいと考えております。  3番目、頂上付近の駐車場整備についてでありますが、城山公園頂上付近駐車場整備につきましては、園内通路が狭く車の対向ができないことや公園本来の安全空間確保の観点から考えておりません。  4番目、害獣駆除につきましてでありますが、城山公園におきましては昨年末ごろからイノシシの侵入があったことを確認しております。現在、猟友会に依頼し、公園付近での捕獲対策を行っているところであり、安心して利用できる公園管理に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 32 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 33 ◯5番(小河俊文君) 前回植樹した桜が5メートル程度になっているという答弁をいただきました。これにつきまして、勢いのなくなった桜のほとりに植えて、それが伸びるのを待っているということですが、その辺の樹勢が衰えた桜についてはまだ伐採はされてないんでしょうか。 34 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 35 ◯建設部長(西村和夫君) まだ樹木にも勢いが残っておりますので、現在のところはまだ伐採はしておりません。  以上です。 36 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 37 ◯5番(小河俊文君) 現在も伐採はされてないということですが、それが余りにも前の木と今の木が近いものであれば、新しい木がなかなか育たないというような状況も出てくるんじゃないかと思います。10年たって、まだ3メートルが大きいもので2メートル程度しか伸びてない、小さいものでは3.5メートルということで50センチぐらいしか伸びてないということは、やはりほとりに古い木があるために、新しい木の成長が妨げられているんではないかと思いますが、その辺はどうお考えでしょうか。 38 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 39 ◯建設部長(西村和夫君) 桜の木も大きくなっておりまして、また伐採に当たりましても大きな重機が入らない、手作業になるということで、作業においても困難をきわめるということもございますので、今後の樹木の状況を見ながら慎重に検討してまいりたいと考えております。  以上です。 40 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 41 ◯5番(小河俊文君) なかなか重機も入らず、伐採がすぐにはできないということでありますが、桜の木も年々いろいろなところが衰えていっているのがわかるような状態になっています。植樹の計画も何年か置きとかにするのではなく、毎年少しずつでもいいから植樹を続けていくほうがよいのではないかと思いますが、その辺についていかがでしょうか。 42 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 43 ◯建設部長(西村和夫君) 今後の計画といたしまして、今年度20本程度の植樹を予定をしております。  以上です。 44 ◯議長(藤澤正則君) 来年度。 45 ◯建設部長(西村和夫君) すみません、来年度です。令和2年度に植樹をする計画としております。 46 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 47 ◯5番(小河俊文君) 来年度、植樹の計画があるということで、10本というように聞きましたが、20本ということであります。前回、10年前には65本という大変大量の桜を投入されたわけでありますが、今回20本ということは、やはり一気にやるのではなく20本ずつとか10本ずつであるとか、そういった意味でも、毎年少しずつでもいいから植樹をしていっていただければ、代がかわるころにはまた新しい木が大きくなって、城山がいつまでもずっと市民に愛される公園になるんじゃないかと思いますので、是非ともそのあたりも考えながら今後ともやっていただきたいと思います。  そこで、桜の木もソメイヨシノに今のところは限定されているわけでありますが、その辺を限定せずに、例えばシキザクラなどの冬と春の2回咲く品種を植樹してみればと思いますが、その辺はいかがでしょうか。ちなみに、新見中央商店街の上新町駐車場にはクリスマスシーズンにシキザクラが咲いてイルミネーションとのコラボ、これも見ものになっています。いかがでしょうか。 48 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 49 ◯建設部長(西村和夫君) 御指摘のこと、参考とさせていただきます。 50 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 51 ◯5番(小河俊文君) 是非とも参考として、しっかり調査をしていただいて、よりよい公園にしていただければと思いますので、よろしくお願いします。  2番目の樹木の伐採でありますが、2年置きの剪定により、少しの間だけやはり明るくなったような気持ちがします。しかし、夏になれば葉が生い茂ってせっかくの絶景も台なしな気がします。剪定することは大変大事なことだとは思いますが、やはり思い切って大きくなり過ぎた木を伐採するほうがよいとは思いませんでしょうか。 52 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 53 ◯建設部長(西村和夫君) 先ほど、議員御指摘されましたように、大規模な伐採もということでございますが、先ほども申し上げました、なかなか作業状況、現場状況が悪く、大型機械も入らない、手作業になるということで、今いろいろと苦慮しておるところでございます。大規模な伐採等につきましても今後の検討課題とさせていただきたいと思います。  以上です。 54 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 55 ◯5番(小河俊文君) 検討課題ということであります。重機も入らないということであります。決して一気にやれというのではなく、やはり年間1本、2本でもいいですから、少しずつでもやっていただければ、それほど物すごい数があるわけではないですので、是非ともその辺も踏まえてやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、3番目の駐車場でありますが、上の道が狭いとかいろいろな問題もあると思いますが、是非とも道を広げるぐらいな覚悟を持って今後取り組んでいただければと思います。本当に、市民の皆さんが、行きたいけどなかなかあそこを登るのは大変だというような声がどうしても僕の耳には入ってきますので、その辺も踏まえて、駐車場については辛抱強く今後も要望していくので、どうかよろしくお願いします。  現在でも、障がい者や高齢者などのために、障がい者用の駐車場を整備しているわけでございますが、この鍵を借りるためには──登り口が鍵で閉じられているわけであります──これを借りるためにはどうすればいいのかを、教えていただければと思います。 56 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 57 ◯建設部長(西村和夫君) 鍵につきましては、建設部都市整備課で管理しておりますので、お申し出をいただければと思います。  以上です。 58 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 59 ◯5番(小河俊文君) 建設部で保管をしているということでありますが、ということは障がいを持った方や高齢者などが日曜日などに、今日は天気がいいな、でも上がりたいけど上がれない、上には障がい者用の駐車場もあるということで、車で何とか上がってみようというときに、すぐには借りれないという状況なのでしょうか。それとも、休日当番等にお願いすれば対応していただけるのでしょうか、そのあたりをお願いします。 60 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 61 ◯建設部長(西村和夫君) 現実の利用状況につきましては、例えば老人ホームなり施設の花見であるとか老人クラブとか、そういう方の利用であらかじめ申し出があるというのが通常でございます。その日に急に行くからあけてくれというのは余り利用はございません。そういうことで、あらかじめお問い合わせいただければ対応ができるかと思います。  以上です。 62 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 63 ◯5番(小河俊文君) そのあたりも、せっかく上に駐車場があるのに、それが簡単には使えないというのはいかがなものかなというふうに感じます。もっと城山公園の障がい者用の駐車場があるということについては、広報し周知するべきではないかと思います。特に、入り口付近に駐車場の利用案内の看板等を設置すれば、ここも上がって、そういう体の弱い方でも申請すれば使えるんだなということがわかるんではないかと思いますが、その辺の周知についてはどのようにお考えでしょうか。 64 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 65 ◯建設部長(西村和夫君) 周知方法につきましては今後研究させていただきたいと思います。  以上です。 66 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 67 ◯5番(小河俊文君) 弱者のためにしっかりと楽しめる公園にしていただけるよう今後も強く求めていきますので、どうかよろしくお願いします。
     次の項目に入らせていただきます。 68 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午前10時39分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時40分  開 議 69 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。  3項目めの質問に入ってください。 70 ◯5番(小河俊文君) 次に、3項目めに、安全・安心についてお尋ねします。  1点目に、聴覚、言語機能障害の方が円滑に通報できるようにするNet119のシステムの導入についてですが、県内では新見市、赤磐市、玉野市を除く全ての市町村で2020年までの導入が決まっています。高齢化とともに聴覚の不自由な人がどんどん増えてきている中で、Net119システムの導入は早急に必要になってくるのではないでしょうか。見解をお聞かせください。  次に、2点目に、国道180号旧渡辺病院入り口付近の交通渋滞についてお尋ねをいたします。  旧渡辺病院前の信号機は元来時差式ではなかったのですが、あるときから時差式信号となり、米子方面に向かう信号が著しく短くなり、朝晩の通勤時間帯には新見では珍しいほどの交通渋滞が起こっています。特に、大きな事故もなく、これまで普通の信号でも問題がなかったように思いますが、なぜ時差式信号になってしまったのか、いまだに理解ができません。これまでにこの信号機については、同僚議員が質問をいたしましたし、私も委員会等で発言をさせていただいております。  そこで、1番目に、この時差式信号機の見直しの状況をお聞きします。  警察や公安委員会に、市から見直しなどの要望をお願いしていましたが、現在どうなっているのか状況をお願いいたします。  2番目に、北進中の新見高校北校地へ向けての右折レーンの整備についてお尋ねします。  信号機が時差式になったことで、今までは県道からの車と国道を南進する車との間に少し車が途切れる時間があり、右折車が通行できていましたが、通勤時間帯には途切れることなく南進の車が続くので、右折車がいれば渋滞に拍車がかかります。特に、雨の日などは新見高校への送迎の車も多く、より一層の渋滞となります。時差式信号機の解消が本当に無理なようなら、右折レーンの整備も考えていただかないといけないと思いますが、お考えをお聞かせください。答弁をお願いします。 71 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 72 ◯消防長名越淑郎君) 3項目め、安心・安全についての1点目、Net119の導入についてでありますが、議員御指摘のとおりNet119につきましては2020年度までに全国の消防本部で導入を目指すものとされております。Net119とは、聴覚、言語機能に障がいがあり、会話が不自由な方がインターネットを利用し、携帯電話やスマートフォン等から画面を操作して、音声によらない119番通報を行うことができるシステムであります。  利用対象者は、文字情報等による意思の疎通が可能な方で、事前の登録が必要となっております。Net119の導入につきましては、国からの整備目標も踏まえ、2021年度以降、他消防本部の動向を見ながら調査研究を重ねてまいりたいと考えております。  以上でございます。 73 ◯建設部長(西村和夫君) 2点目の、国道180号旧渡辺病院入り口付近の交通渋滞について、1番目、時差式信号機の見直し状況はについてでございますが、旧渡辺病院入り口の信号が時差式に変更になったのは、大型車両が主要地方道新見勝山線から国道180号へ進入する際に、対向車線にはみ出し、危険であるためと新見警察署より聞いております。このように事故防止のための措置でありますので、変更の申し出までは行っておりません。  2番目、新見高校北校地へ向けての右折レーンの整備についてでございますが、道路管理者の県によりますと、現在そのような計画はありませんし、右折レーンの整備につきましては家屋の移転等も伴うことから困難と考えているとのことでございます。  以上です。 74 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 75 ◯5番(小河俊文君) Net119については大体わかりました。これは事前登録が必要ということでありますが、これまでこういう言語障害、聴覚障害の方からの通報で困ったということは新見の場合はないのでしょうか、あるのでしょうか。 76 ◯消防長名越淑郎君) 本消防本部におきましては、過去10年間、聴覚、言語機能に障がいがある方からの119番通報はございませんでした。 77 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 78 ◯5番(小河俊文君) 過去10年間そういう通報はなかったということであります。これからどんどん高齢化が進み、そういう方が増えてくるかもしれません。これからの状況をしっかり見きわめながら、もしも導入できるのであれば早目の導入をお願いをいたします。  2点目の信号機の要望でございますが、今のところ要望されてないというような形で、危険箇所なために時差式の信号にしたというような回答を新見警察署からいただいているということであります。そうであれば今の状況でも構いませんが、北進するための信号機を短くなった分、時差式として南進の車より長くするとか、そういう方法というのはとれないもんなんでしょうか。その辺を要望することはできないんでしょうか。 79 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 80 ◯建設部長(西村和夫君) 時間調整につきましては、協議が可能かとも考えます。  以上です。 81 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 82 ◯5番(小河俊文君) 協議可能ということでありますので、是非ともそういうあたりでもいろいろな方法で渋滞解消になるような方法をしっかりと警察、公安委員会とも協議していただければと思いますので、よろしくお願いします。協議が続くようであれば、右折レーンのことについては大変難しいと思いますので、まずはその協議をよろしくお願いをします。  次の質問に行きます。 83 ◯議長(藤澤正則君) 4項目めの質問に入ってください。 84 ◯5番(小河俊文君) 4項目めに、行財政改革についてお尋ねします。  1点目に、ペーパーレス化についてですが、議会として本格的に議論しているわけではありませんが、議会運営委員会の視察や会派の勉強会において、ペーパーレス化を何度か勉強しています。ペーパーレスというのは時代の流れですし、無駄をなくす意味でも、環境に配慮する意味でも、真剣に考えなくてはならないと個人的には思っています。勉強していく中で、やはり議会だけがペーパーレス化をしても余り効果がなく、始めるのなら行政側も一緒にペーパーレス化をすることが大事ではないかと思います。他市においても、議会と行政が一体となって取り組んでいる市が増えてきているのが状況です。  そこで、1番目に、庁舎内のペーパーレスの状況はどうなっているのか。2番目に、ペーパーレス会議についての執行部の考えは。3番目に、新見市では子供たちにもタブレット端末を配布し、これからのICT化に備えていますが、今後の行政におけるタブレット端末等の活用についての考えをお聞きしたいと思います。  2点目に、キャッシュレス化についてお尋ねします。  昨年10月より、消費税が10%にアップしたのに伴い、キャッシュレスポイント還元事業が期間限定でスタートしました。新見市内でも多くの店舗がポイント還元対象事業者として登録されています。そういった環境の中で、ふだんの生活で電子マネー等での支払いをする人も多く、普通の光景になりつつあります。私なども現金を持ち歩かず、携帯のみ持ち歩く生活に変わってしまいました。役所の関係でも、市営駐車場など電子マネーを使えるようになったところが少しあります。  そこで、1番目に、市役所や支所、公民館などで支払う手数料や使用料などを電子マネーで決済できないものかをお尋ねします。  現在では決済端末など機器を導入しなくても、QRコード決済など、簡単に導入できる方法もできています。今後はキャッシュレス決済がどんどん進んでいくと思いますので、是非とも導入していただけるよう提案します。  2番目に、クレジットカード決済についてお尋ねします。  現在、県の自動車税はウエブサイトの公金扱いにより、クレジットカードにより支払いができるようになっています。新見市の公金もインターネットによりクレジットカード決済ができないものかと思います。  3点目に、受動喫煙を防止するための法律が4月1日から施行され、飲食店等多くの出入りをする建物で敷地内の全面禁煙が始まります。そこでお尋ねしますが、市役所の庁舎や支所などの対応はどうされるのかをお聞きします。  以上、答弁をお願いします。 85 ◯議長(藤澤正則君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。 86 ◯総務部長(上山 晋君) それでは4項目め、行財政改革についての1点目、ペーパーレス化についてでございますが、1番の庁舎内のペーパーレスの状況は、2番のペーパーレス会議、3番のタブレット端末の活用については一括してお答えをさせていただきます。  ペーパーレス化の状況につきましては、現在市役所の中ではペーパーレス会議やタブレット端末等の活用はありませんが、職員同士が行う連絡事項や指示内容などにつきましては、庁内ネットワーク上の電子掲示板や電子メールなどを利用することによってペーパーレス化に努めております。今後につきましては、先進事例や費用対効果などを検証しながら、可能なものからペーパーレス化を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、2点目のキャッシュレス化についての1番目、電子マネーの使用についてでございますが、これは全国的にスマートフォンなどで決済を行うキャッシュレス決済が普及してきているため、本市におきましても導入の研究を始めたところであります。導入には、決済手数料や市収納口座への振り込み方法などの課題があるため、他市の例を参考にしながら引き続き研究してまいりたいと考えております。  2番目のクレジットカード決済につきましては、実施している県内の自治体は、こちらで確認しましたところ、県が自動車税、総社市が市税や使用料などを対象に実施されておられます。本市の市税等の収納を同様のクレジットカード決済で行う場合、先ほどの電子マネーと同じ課題に加えまして、納付書の様式やシステムの変更などが必要となります。これらのことから、他市での導入事例、費用対効果、システム改修費用などを研究してまいりたいと考えております。  3項目め、受動喫煙を防止するための法律についての1番目、敷地内完全禁煙に対する考えは、市の状況でございます。  健康増進法の一部を改正する法律、いわゆる改正健康増進法につきましては平成30年7月に公布され、本年4月1日から全面施行されます。この改正に伴いまして、多数の者が利用する施設のうち、学校、病院、行政機関、市役所の庁舎などでございますが、これらは第1種施設ということになりまして、全面施行に先立ち昨年7月1日から敷地内禁煙とする規定が施行されております。本市におきましても、同日から敷地内禁煙といたしております。ただし、同法及び関係規則におきまして、市庁舎のような第1種施設の屋外の一部の場所で、受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた特定屋外喫煙場所を設置することが可能となっております。本市におきましては、庁舎等を利用される方が通常立ち入らないベランダ等を当該喫煙場所として指定しており、受動喫煙の防止に努めているところでございます。  以上です。 87 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。小河俊文君。 88 ◯5番(小河俊文君) しっかり検討されているということで安心をしました。  以上をもちまして私の一般質問を終わります。 89 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして小河俊文君の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前10時50分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時0分  開 議 90 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、3番古川英明君の登壇を願います。古川英明君。               〔3番 古川英明君 登壇〕 91 ◯3番(古川英明君) 3番古川英明です。  議長のお許しを得、通告に従いまして、今回は3項目にわたり質問をさせていただきます。3項目とも、現在の新見市にとって最重要課題である人口減少に重要な意味を持つ課題でもあります。執行部におかれましては、前向きな答弁を期待いたしております。  1項目めは、若者を生かしたまちづくりについてただしてまいります。  昨年6月、若者が生き生きと活動する町をつくるためにと題して故坂東義生議員が一般質問をされました。文教福祉常任委員長として子ども条例制定に御尽力されましたが、私にとりましてはよき先輩でもあり、目指す姿の多くを共有させていただいたよき同僚議員でもありました。1項目めの質問は、故坂東義生議員との思いを共有しながら質問をさせていただきます。  1点目、若者の考えを生かす視点についてお尋ねいたします。  現在、新見市の人口減少は非常に厳しい状況であります。特に、若者の市外流出や子供人口の減少は非常に深刻な状況にあります。現在策定中の第3次総合計画案での基本目標の中には、若者が夢と誇りを持ち未来を描く希望創造のまちが盛り込まれ、また市長施政方針の中でも、地域社会への関心が薄いとされる若者世代や、将来地域を支える人材として期待される子供たちの地域活動への参加促進につながる情報発信や講演会の開催などに取り組んでまいりますと述べられており、若者に対する政策を重要だと考えられているように受け取りました。  しかしながら、将来の新見市の姿を考えるとき、私は我々大人のみの思いや発想で政策決定していくことはいかがなものかと考えます。たとえ稚拙であろうとも、20年後、30年後の本市の未来を担う子供たちの思いや考え、提案を生かしていこうとする視点が重要なのではないかと考えます。  そこでお尋ねをいたします。  市はこれからの政策決定において、若者の考えを生かそうとする視点を持たれているかどうか、市長に所見をお伺いいたします。  2点目は、子ども条例の意義についてお尋ねをいたします。  昨年、5月5日に施行した子ども条例は理念条例ではありますが、本市の宝たる子供たち、オール新見でどう育んでいくかを規定し、子供に関するあらゆる施策を計画、実行するときの基にする考え方を示しているものでございます。  そこでお尋ねをいたします。  執行部は子ども条例の意義をどのように捉えておられるのか、市長のお考えをお聞かせいただければと思います。  3点目は、子ども会議開催の有無についてお尋ねいたします。  子ども条例の中の子供とは18歳以下の年齢を対象としております。  そこでお尋ねいたしますが、中学生や高校生などの世代、現在そして今後の新見市のあり方や課題などについて討論する機会、すなわち子ども会議を実施する予定があるか否か、明確な御答弁をお願いいたします。  4点目は、子供の提案を施策として生かす点についてお尋ねをいたします。  子供の発想は、ときにとっぴなものであったり、いわゆる社会や大人の常識の範疇におさまらないものであったりする場合もあります。しかし、我々の時代もそうであったように、未来を築くのは常に大人の次の世代であったように思います。  そこでお尋ねいたしますが、たとえ子供からの提案であっても、よい提案は市の施策として生かす考えがおありかどうかお尋ねをいたします。  以上で1項目めの質問を終わります。 92 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの古川英明君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 93 ◯市長(池田一二三君) それでは、古川議員の1項目め、若者を生かしたまちづくりについて、1点目、若者の考えを生かす視点についてただすについて答弁をさせていただきます。  まちづくりを進める上に当たりまして、中高生を初め次代を担う若者の意見を反映させることは重要であると考えております。これまでも、各種計画策定の際に行うアンケート調査等によりまして、年齢を尋ねる項目を設け、分析に反映するように努めているところでございます。  2点目、子ども条例の意義の捉え方についてただすでございます。答弁させていただきます。  新見市子ども条例は、市民全体で子供の健やかな育ちを支えるという考え方を示したものであり、子供の権利について明記している点が特徴で重要なものであると考えております。こうした条例の考え方を家庭、学校、市民、事業者等、行政等が共有いたしまして、それぞれが行動に移すことに意義があるものと考えております。 94 ◯総務部長(上山 晋君) 3点目の、子ども会議開催の有無についてということでございます。  新見市子ども条例では、子供の視点や意見を施策やまちづくりに反映させる場として、子ども会議を設置することが規定されております。子供たちが、まちづくりの観点から地域などについて議論していくためには、自らが主権者であることの意義などの教育を含め、十分な時間をかけて進める必要があると思われます。  現在、県立新見高等学校では、主権者教育の一環として生徒が地域課題などの研究を行い、その結果を陳情などの形で提案する取り組みも行われております。また、小・中学校では、ふるさと学習として地域をテーマとした学習を深める教育が行われております。こうした小・中学校、高等学校で行われている取り組みこそが、条例が求めている子ども会議の本質であると考えております。こうした取り組みを今後体系的に整理し、子ども会議として位置づけることを考えております。  以上でございます。  それから4点目ですが、子供の提案を生かす点についてということで、子供の提案を生かす考えはあるかということでございます。  新見市子ども条例では、子供の視点や意見を反映させる取り組みの推進などの市の責務が規定されております。本市としましては、その趣旨を尊重しながら今後の各種施策を推進してまいりたいと考えております。なお、高校生が取り組みました陳情によりまして、防犯灯設置などが実現したのもその一環かというふうに考えております。  以上でございます。 95 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 96 ◯3番(古川英明君) 1項目め、1点目につきまして市長から御答弁をいただきました。若者の考えや提案を生かすという肯定的な答弁をいただいたように思いますが、今後具体的な施策に実際に生かされるよう、様々なそういう機会があればというふうに強く求めておきたいと思います。  私は、子供や若者に対する政策、これは新見市の未来を変える重要な政策だと考えております。市が現在考えられております、小学校から中学校卒業までの系統的な体験や学習、また地域への愛着や貢献意識を育み、将来の新見市を担う人材の育成を目指す新見市ふるさとキャリア教育、これはそれなりにやはり効果が期待できるように思われます。しかし、重要なことは、大人が用意してやった学習のシステムで地域愛や地域への貢献意識を育もうとするだけでなく、子供や若者が主体的に自分事として地域や新見市のことを考え、行動し、成果につなげられるという施策を考えていくことが必要ではないかと強く思っております。この点、市長はどうお考えか、お願いいたします。
    97 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 98 ◯市長(池田一二三君) 子供たちが自主的に立案、企画をして、キャリア教育をスタートすることが適切ではないかという御質問だったように思います。  今年度から、議員も御存じだと思いますけれども、令和元年度から地域の特色や資源を生かして、小・中学校で新見市ふるさとキャリア教育というものを今までとちょっと変えてやっております。そうした中で、小学校では現在、学校周辺地域について学んでいるふるさと学習と、このふるさとキャリア教育の視点から、ふるさとのよさを知る、そういう学習を進めております。また、中学校におきましては従来の職場体験学習を見直して、市の地場産業、そして地域の暮らしを支える事業所、福祉施設などの仕事を見学、体験することなど、適切な職業観、就労感を養うとともに、新見の特色を知り、自分のふるさとについて考える学習をしております。そういう観点からしまして、小学校では学び、知り、そして中学校1年では職場を見学、2年では体験、そして3年では探求的な学習の中で地域貢献的な活動に進めていくということで、系統的に立って始めたところでございます。  そうした、今、古川議員から御提案がありました、計画、立案の中に子供たちの視点をしっかりと取り組んでいくようにということをいただきましたので、そういう視点もしっかりと捉えながら進めてまいりたいと考えております。 99 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 100 ◯3番(古川英明君) 1項目め、1点目につきましての市長のお考えと市の方向が理解できたように思います。  2点目につきましてですが、1点目の質問で、若者の考えを生かす視点についてただして、肯定的なといいますか前向きな回答をいただいたんですが、子ども条例の中には、第4条の3で、子供は年齢及び成長に応じ、まちづくりに参加することができます。第8条2で、社会に参画し、意見が生かされる機会があること、また第13条4で、市の責務として子供の視点や意見を反映する取り組みを推進すること、第18条で、市は子供の視点や意見を施策やまちづくりに反映させるための場として子ども会議を設置しますと、こういうふうにうたっております。この点を市はどのように考えておられるのでしょうか、市長の御見解をお示しいただきたいと思います。 101 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 102 ◯市長(池田一二三君) 先ほど、キャリア教育が始まったことをお話をさせていただいたと思います。先月の市報にいみ2月号にこれの特集をさせていただいておりますけれども、そうした中で子供たちの感想といいますか、そういったものも載せさせていただいております。そういった中で、皆が感じたことをいただいている中で、先ほど部長も答弁いたしましたように、体系的に整理をして、この子ども会議として位置づけることを考えていくということを申し上げたと思います。こういったそれぞれの中学校、小学校で今進めておりますキャリア教育、それはまた学校の中、また地域の方も含めて、そういった発表の場も設けているようにお聞きをしているところでございまして、これを学校連携のコーディネーターの方も含めてどういった体系づくりができればいいのかということをこれから検討してまいりたいということで、前向きに捉えているところでございます。 103 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 104 ◯3番(古川英明君) 3点目について再質問をさせていただきます。  先ほどの部長の答弁では、体系的な新見市が進めておりますふるさとキャリア教育、そういったものを体系的に整備をする中で子ども会議をというようなことでございましたけれども、子ども会議として実施をする予定があるのか否か、いまいちはっきり私自身理解できませんので、再度答弁をお願いできればと思います。実施するのか、しないのか、その点についてよろしくお願いいたします。 105 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 106 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほど市長もキャリア教育、ふるさと教育など申し上げましたが、そういった現在やっていることを、先ほど申し上げましたように体系的に整理し、今後どういった形になるかわかりませんけれど、前向きな形で取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 107 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 108 ◯3番(古川英明君) 3点目につきましては、前向きに取り組んでいくということで理解をさせていただきます。  4点目につきまして再質問をさせていただきます。  昨年、部長の答弁にもありましたように、新見高校の陳情5件のうち、街灯設置についての陳情がふるさと応援基金を活用して600万円の予算が盛り込まれ設置ができましたことは、地方自治についての全国版情報誌にも掲載をされておりました。陳情した高校生も自分たちの思いが実際の政策に反映をされたということで、大変自信や誇りになったことと思います。今後、子ども会議を実施し、子供たちから地域や新見市全体にかかわるよい提案があったら施策として生かすという考え方、それが大事かなと思います。再度、市長の御見解を示していただければと思います。よろしくお願いします。 109 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 110 ◯市長(池田一二三君) 今、新見高等学校からの陳情、採択された案件につきまして、古川議員から防犯灯の設置のお話をしていただいたところでございますが、それ以外にも採択をしていただきました新見市PRにおけるにーみんの活用についての陳情、この採択をされておられますので、この令和2年2月13日に、にーみんのインスタグラムを開始させていただいております。また、新見市の医療に関する広報活動の陳情ということで、いろいろやってるんだけれども、市民の方にしっかりと知らされてないというようなことで、これも市のホームページのトップに令和元年5月から医療に関するバナーを設置いたしました。そういうことで、今回もまた陳情が出ているようでございますけれども、採択されたものにつきましては真摯に我々も受けとめて実施しているところでございますし、今後もそういった姿勢に変わりはございません。 111 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 112 ◯3番(古川英明君) 1項目めにつきましては、市当局の前向きに取り組むということで理解をいたしました。  2項目めの質問に移らせていただきます。 113 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に入ってください。 114 ◯3番(古川英明君) 2項目めは、人口減少対策についてただしてまいります。  1点目は、人口ビジョンの考え方についてお尋ねをいたします。  現在策定中の第3次総合計画案において、人口ビジョンは国立社会保障・人口問題研究所による人口推計値を前提に考えられたようですが、3月17日に開催されましたまちづくり審議会では将来人口ビジョンの目標値が大きく修正をされたとお聞きしております。その理由をお示しいただければと思います。  2点目は、人口減少対策に直結すると思われる各種施策についてただしてまいりたいと思います。  まず1番目、子育て支援金支給事業のあり方についてお尋ねをいたします。  本市では現在、第1子、第2子1万円、第3子3万円、第4子5万円、第5子10万円の祝い金を支給されておりますが、金額が妥当と考えるか、まず御答弁をいただきたいと思います。  2番目は、新見市移住支援金のあり方について質問いたします。  新たに創設した新見市移住支援金は大変よい試みだと考えますが、なぜ東京圏のみを対象にしているのでしょうか。政令指定都市など他の大都市圏からの市内転居、就職はなぜ想定していないのか、そうした人への支援はあるのかお答えいただければと思います。  3番目は、結婚推進事業の充実についてお尋ねをいたします。  結婚推進事業は多少予算も減少されておるようですが、具体的成果がどのようにあらわれているのか、それぞれの事業について過去2年間の利用実績や成婚に至る実績をお示しください。  4番目は、大卒の市内就職者への支援策についてお尋ねをいたします。  高校卒業者の地元就職者への支援については、私どもの会派代表質問でお伺いしましたが、新見公立大学も含め、大卒で地元へ就職する学生への支援策をどう考えているかお示しいただきたいと思います。  以上で2項目めの質問を終わります。 115 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 116 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から2項目め、人口減少対策についての1点目、人口ビジョンの考え方についてただすにつきまして、まずお答えをさせていただきます。  新たな総合計画案でお示ししている将来人口の目標では、これまでの施策の見直しに加え、新たな施策の展開を図ることによりまして本市の成長発展を目指し、将来にわたり一定の人口規模を維持していく考え方を反映した目標設定を行っているところでございます。先ほど古川議員が言われましたように、まちづくり審議会あるいはパブリックコメント等でそういった御意見等を賜りまして、そのようにしたところでございます。 117 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 118 ◯副市長(大森利弘君) 古川議員の質問にお答えいたします。  申しわけございません。質問の趣旨が的確にできてなかったと思いますが、先ほど質問にあった人口ビジョンにつきまして、まずはこれにつきましてはパブコメ等を全部行ったところでございますが、それを御指摘のように修正して人口目標等は変えたところでございます。これにつきましては、初めにつきましては審議会にかけたところは人口ビジョンという形にしておりました。これにつきましては、研究所の推計値から人口を増やしていくというような方向性でございましたが、ちょっとわかりにくいということでございまして、これを人口目標という項目に変えさせていただいたところでございます。そして、これにつきましては、より市民にわかりやすい人口の減少率を用いまして、減少率を少なくしていくという考えで目標を設定させていただいたところでございます。そのような理由で変更させていただいたところでございます。  以上でございます。 119 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 120 ◯福祉部長(林 裕司君) それでは、2点目でございます。各種施策内容とその効果についてただすの1番目、子育て支援金給付事業のあり方はについてでございます。  先ほど、議員から本市の状況、金額について御説明がありましたが、新見市子育て支援金給付事業は、出生祝い金を支給することにより次世代を担う子供の誕生を祝福し、健やかな成長と明るい家庭を築いてもらうことを目的として実施をいたしております。先ほども御紹介いただきましたが、新見市の場合につきましては、第1子、第2子を1万円、第3子が3万円、第4子が5万円、第5子以降を10万円と定めておりますが、この出生祝い金につきましては、他市では取り組みがあるところ、ないところがございます。あるところについても金額がばらばらであるというのは確かでございますが、新見市の場合は先ほど言いました金額で祝い金を支給しているということでございます。  以上でございます。 121 ◯産業部長(宮崎忠司君) それでは、2番目の新見市移住支援金の考え方につきましてお答えをさせていただきます。  新見市移住支援金は、東京23区に居住または勤務された方が本市へ移住し就職する場合に支援金を交付するものでございます。東京23区からの就職に限定しているのは、東京一極集中を是正するため県が創設いたしました岡山県移住支援事業補助金を活用しているためでございます。  以上でございます。 122 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 123 ◯総務部長(上山 晋君) 3番目、結婚推進事業の具体的な成婚に至るまでの実績ということでございます。  結婚推進事業の平成30年度と本年度の実績につきましては、まず出会いの場を提供するカップリングパーティーでは、高梁市、吉備中央町と共同して8回、市単独で2回開催しており、延べ351人に参加いただき、66組のカップルが成立し、うち2組が成婚しております。  次に、市民や団体の皆様が中心となって出会いの場を提供する取り組みを支援する地域をつなぐ結婚支援事業助成金は、平成30年度と本年度に延べ3回活用いただき、11組のカップルが成立し、うち1組が成婚しております。  実績は以上でございます。 124 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 125 ◯産業部長(宮崎忠司君) 4番目の、大卒の市内就職者への支援策はにつきましてお答えさせていただきます。  大卒の市内就職者への支援策といたしましては、新見市IJUターン就職奨励金などがございます。これは、1年以上市外にお勤めの人や、大学などで就学していた方が、市内の事業所に正社員として就職される場合に御活用いただける制度でございます。令和元年度から制度を一部見直しを行いまして、住民票を異動せずに市外の大学などへ在学された人に対しましても、市外に居住していたことが確認できれば対象とすることとしています。  以上でございます。 126 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午前11時32分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時33分  開 議 127 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  再質問ございますか。古川英明君。 128 ◯3番(古川英明君) 2項目め、1点目につきまして副市長から修正をされた理由が述べられましたけれども、やや、やはりわかりづらいなと。私はまちづくり審議会の委員さんのいろいろな御指摘、この人口予測値では新見市の将来、夢が持てない、元気が出ない、そういった御指摘もあったのではないかなと思います。そもそも、人口ビジョンの目標値が大きくそのことによって変わるようでは、人口減少の進行を極力抑制し、将来にわたって一定の人口規模を維持していくことを目指すとした市の姿勢が消極的であったと私は感じておりますが、この点についていかがお考えでしょうか。 129 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 130 ◯市長(池田一二三君) 最初にお示しをしておりました人口ビジョンにつきましては、現状のまま何の対策も講じずに大きな変化が起こらないことを前提としていたというような中で、今後、本計画に基づいた積極的な施策を講じていくことによりまして、これまでの人口推移のトレンド、傾向を変えていけるものと考えているところでございまして、またそういった御意見をいただいて修正したところでございます。 131 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 132 ◯3番(古川英明君) いろいろ理由や考え方はあろうかと思いますが、理由はともあれ、直近の人口減少率が現状では1.8%、600人余りということなんですけれども、それを7年までに1.2%に、17年までに1%に、27年までに0.8%にという数値目標を達成させ、2060年の国立社会保障・人口問題研究所の推計値である9,456人を2万人台にしようという人口目標を掲げられたことは、私は敬意を表したいと思います。市民の皆さん、とりわけ若い世代が希望の持てる、元気になれる市の方針が重要かなというふうに思っております。  ただ、この目標値を達成するということは、これまでやられてきた人口減少対策だけでは極めて困難だというふうにも思います。例えば、年間約600人余りの人口減少率を5年後に1.8%から1.2%まで引き下げるため、具体的にそれではどのような施策を構築していくのか、そのあたり具体的な施策をお示しいただけるようでしたらお願いしたいと思います。 133 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。誰もおらんか。  暫時休憩します。                             午前11時36分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時37分  開 議 134 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 135 ◯市長(池田一二三君) 新たな総合計画案では、これまで画一的なまちづくりや自治体間での比較と競争によるまちづくりを進めてきたかと、そうしたことが個性を持たないまちづくりにつながってきたように思っております。そういったことがこの人口の流出につながったとの検証に基づきまして、今後は他都市との差別化を図ることが重要であるとしております。差別化を図るには、本市独自の地域資源を活用いたしまして個性と魅力を備えた町をつくることで、市民の皆様が将来にわたって住み続けたいと思っていただける町を実現したいと考えております。 136 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 137 ◯3番(古川英明君) まだ本当の意味で具体的な施策というのは策定中かなというふうに思います。他都市との差別化を図り、地域資源を活用し、誰もが住み続けたいと、いつも市長が御答弁される考え方であろうかと思いますが、具体的な、本当に結果にあらわれる、数値があらわれる施策を是非是非実施をしていただきたいと強く求めておきたいと思います。  2点目、1番目につきまして再質問をさせていただきます。  本事業と他の分野の事業の補助金を少しここで比較をさせていただきますが、例えば千屋牛増頭奨励金事業では、これまで1頭当たり増頭に関して30万円の奨励金というのが支給をされております。確かに、千屋牛の増頭あるいは振興というのは重要な施策であると私も思っております。しかしながら、本市のいわゆる出産祝い金と比較してみて、いかがなものかなというような感想を持つわけですが、市長、御所見をお聞かせください。 138 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 139 ◯市長(池田一二三君) 子育て支援金の増額をということだと思います。  それで、まずは本市としても、県下でもこういったことを実施している自治体は非常に少ないということがまず一つございます。そして、現在は、この令和2年度からの子育て支援の医療費の助成事業をすることといたしております。拡充をすることといたしておりますので、今すぐこの出産祝い金の増額という部分については考えておりません。 140 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 141 ◯3番(古川英明君) 現状ではこれまでどおりという御答弁であったかと思います。  本県の奈義町は合計特殊出生率が非常に高い自治体ということでお聞きしております。第1子10万円、第2子15万円、第3子20万円、第4子30万円、第5子40万円と、多子になるほど、子供が多いほど手厚い出生祝い金が功を奏しているのではないかなと思われます。  現在、県内のどの自治体も高額な出生祝い金の支給は取りやめて、子育て支援策の充実を図ることによって人口減少対策の大きな柱となる若者世代の定着を目指しておられるようです。市長の答弁にありましたように、新見市も令和2年度から18歳までの医療費無料化などで、子育て支援をさらに充実、発展させていこうとしていることは評価はできると思いますが、私は他の自治体の後追い政策、施策ではなく、新見市独自の、先ほど差別化ということも言われましたけれども、新見市ならではの、すなわち子育て支援を日本一、そういったことを目指すくらいの施策を打ち出すべきではないかなというふうに考えます。  昨日、山陽新聞の報道によれば、吉備中央町は人口減対策に重点配分をした予算編成をされておりました。特筆すべきは子育て世帯応援金制度、これは新見市の場合と同じなんですが、応援金制度として1,700万円を充て、第1子に100万円、出産時に30万円、3歳児になったときに20万円、小学校入学時に50万円、第2子以降は30万円を支給するという、本当に大胆な施策でございました。人口減少に対する同町の危機感、吉備中央町の危機感がまさに伝わってくるような気がする施策でございます。他の多くの自治体がしないからこそ、出生祝い金を例にお話をしますけれども、増額をする。他の市町村と同一の施策というのでは、新見市のようないわゆる中山間、地理的な条件も非常に不利であるこういう地域では、やはり人口増を目指すというわけにはいかないのかなというふうに思いますが、市長の御見解をお尋ねいたします。 142 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 143 ◯市長(池田一二三君) いろいろな子育て環境の中の充実があると思います。我々もできることは今着実に進めているところでございます。それと同時に、今教育関係でインクルーシブ教育というものを進めております。この就学前、あるいは小学校、中学校、そこから高校へとつないでいくようにということで、そうした質の部分でも今しっかりと取り組みを始めたところでございますので、両方の面でしっかりと取り組んでいく、そういった姿勢も大事ではないかと思っているところでございます。 144 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 145 ◯3番(古川英明君) 地道にそういった部分を市長の答弁ではやっていくということではありますが、やはり市民にとってはややわかりづらいといいますか、インパクトのある施策というものも大事かなというふうに思います。  2番目について再質問をさせていただきます。  東京一極集中を緩和するための施策であるということは理解をいたしました。ただ、東京から新見市に引っ越しをして就職をする場合に、単身世帯が60万円、2人以上の世帯が100万円という金額は、東京以外のIターンであるとかUターン者への支援金20万円と比較すると差が大き過ぎるのではないかと思いますが、この点についてのお考えをお示しください。 146 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 147 ◯産業部長(宮崎忠司君) 新見市移住支援金につきましては県の制度を利用しておりまして、県が示しております金額60万円、100万円となっております。本市が独自で行っておりますIJUターンにつきましてですが、本年度につきましては、より利用しやすいように制度を拡充させていただきまして、より多くの方に利用していただくようにしておりますので、金額については今後ちょっと研究させていただきたいと思います。
     以上です。 148 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 149 ◯3番(古川英明君) ひとつしっかり検討していただければというふうに思います。  3番目についてですが、ちょっとわからない部分もあります。例えば、結婚支援登録制度というのがあろうかと思いますが、登録をしている方が何人いらっしゃるのか、そのあたりちょっとお尋ねをしたいと思います。それから、成婚数が、2年間で結局この制度によって成婚されたというのが3件ということで御理解させていただければよろしいのでしょうか。 150 ◯議長(藤澤正則君) 先ほどのを含めて答弁を求めます。 151 ◯総務部長(上山 晋君) まず、先ほど申し上げました成婚に至った件数でございますが、合わせて3組と申し上げました。そのうち2組が市内のカップルでございます。それから、結婚登録支援制度でございますが、これは希望者に応じてマッチングを行うものでございまして、男性が21人、女性が3人に登録をいただいておりまして、随時面会希望等の相談に応じております。  以上でございます。 152 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 153 ◯3番(古川英明君) カップリングパーティーであるとか結婚相談会、結婚支援登録制度、結婚支援事業助成制度、結婚サポーター、いろいろな制度を工夫をされておりますけれども、成婚数が3組というような低い現状をどう分析をして、この制度も決して悪いものではないと思いますけれども、成婚になかなか至らないと、数が少ないというあたりをどう改善していけばよいのか、執行部としてどのようにお考えでしょうか。 154 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 155 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほど申し上げましたように、結婚登録支援制度、それから結婚を支援する結婚サポーター制度などもありまして、そういった方々に御協力をいただきながら結婚を支援しているわけでございますが、実際に成婚に結びついていないということがございます。そういったことから、これから結婚推進員さんなどにつきましては、もっと地域に密着した要望とかに応えていただけるような仕組みも考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 156 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 157 ◯3番(古川英明君) 制度的には本当によく考えられてはいると思いますが、本当に血の通った、後のフォローがきちんとできる、世話を本当にしっかりできると、そういった制度のあり方といいますか、制度をつくったからうまくいくのではないと、そういう考え方で後のフォローであるとかきめ細やかな部長さん、答弁でおっしゃいましたけれども、世話ができるようにひとつお願いをして、是非是非成婚数がもっともっと増える、そういう制度の活用を求めておきたいと思います。  4番目につきまして、部長から御答弁ありました、4月から大卒就職者に対しても20万円、Iターン、Jターンに準じて支給をすると、支援をするということで一歩前進したかなというふうに思います。ただ、やはり高卒の市内就職者への支援策も含め、もっと検討する余地もあるのではないかなというふうに思いますので、そのことを申し添え、次の質問に移りたいと思います。 158 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に入ってください。 159 ◯3番(古川英明君) 3項目めは、新見高校のあり方についてただしてまいります。  1点目は、新見高校の生徒数を増やすために市としてできる支援についてただしてまいります。  1月25日、県教委の中学生進学希望調査によれば、新見高校4科全てが定員割れで、中学卒業生247名中53%、133名しか新見高校への進学希望者がいないという報道がされました。衝撃的な報道でございました。最終的な出願状況は143名、58%の進学希望者ということでした。およそ100名余りの中学生が市外の高校もしくは私立高校へ進学するという状況です。このままでは、学科の編成どころか高校の存続自体が危ぶまれる危機的状況であると考えます。今後ますます少子化で子供の数が減少していく中、新見高校を存続させるためには入学希望者を増やす以外に手段はないと考えますが、市としてどう取り組んでいかれるのでしょうか。市長のお考えをお示しいただきたいと思います。  2点目は、地域や大学などと高校をつなぐコーディネーターの配置についてただしてまいります。  1番目、地域や学校間の連携を図るために、予算をつけてコーディネーターを配置したことは、高校問題にとって一歩前進だと評価いたします。コーディネーターが果たすべき具体的な業務と市が期待する効果をどのようにお考えかお示しいただきたいと思います。  2番目は、本件については総務課が所管されると思いますが、コーディネーターはどこに配置をされるのか、また、任用方法、任用期間、どういった人材を配置するのかという点についてお示しください。  3点目は、明日の新見高校を考える会における市長のリーダーシップについてただします。  この問題に関しては、市としてどう取り組んでいくのかという問いに対して、市長は常々できるだけの支援をしていきたいと前向きと思われる答弁をされますが、具体的な支援策にはほとんど触れられておりません。市費でコーディネーターを配置することと、市長会を通じて県北の高校存続の要望を県教育委員会へ提出したことが、もし市長の考えられている支援策だとしたら、いささか残念な気がいたします。入学希望者が減少する要因は何か、どうすれば高校への支援になるのか、通いやすく特色や魅力ある高校にするには官民それぞれが何をすればよいのか、早急に検討し実行することが求められます。明日の新見高校を考える会の会長でもあり、市長でもあるわけですから、長としての考えや市としての方針や具体策を明確にして、もっと積極的に提示すると、そういったリーダーシップを発揮していくべきではないかと強く求めたいと思います。市長の御見解をお伺いいたします。  以上で3項目めの質問を終わります。 160 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 161 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から3項目め、新見高校のあり方についての1点目、新見高校の生徒数を増やすために市としてできる支援についてただすにつきましてお答えをいたします。  新見高校は本市唯一の県立高校であることから、本市にとりましてなくてはならない貴重な存在であると捉えております。本市といたしましてもできる限りの支援を行ってまいりたい、この気持ちには変わりがございません。令和2年度は、まず高校と小・中学校、大学、地域、地元企業とをつなぐ学校連携コーディネーターを配置したいと考えております。関係予算を提案させていただいているところでございます。このほかの具体的な支援策につきましても、引き続き検討してまいりたいと考えております。  2点目につきましては、部長からお答えをさせていただきます。 162 ◯総務部長(上山 晋君) それでは2点目、コーディネーターの配置について。  1番目、コーディネーターの業務と期待する効果はということでございます。  学校連携コーディネーターは、地域などが高校に対して求めていることを高校の教育活動に反映する企画、提案を行うとともに、高校の魅力や教育活動を地域に伝える役割を担います。様々な活動を通じて、ふるさと新見を愛し、支える人材の育成及び新見高校が地域に求められる高校となることにつながる支援に取り組んでいきたいと考えております。  あと、2番目のコーディネーターの配置場所、任用期間でございますが、学校連携コーディネーターは、リーダー1名と分野別コーディネーターがチームとして活動することを想定しております。学校教育や地域に通じ、フットワークよく活動できる人材を活動の中心となるリーダーとして新年度4月から通年で任用したいと考えております。リーダーが年間の実施計画を立て、計画に基づく活動内容ごとに、その分野に精通した方を分野別コーディネーターとして招聘し、チームで対応していくことを想定しております。  リーダーとなる学校連携コーディネーターの配置場所は、新見高校及び市教育委員会を想定しているところでございます。  以上です。 163 ◯市長(池田一二三君) 次に3点目、明日の新見高校を考える会について市長のリーダーシップについてただすにつきましてお答えをいたします。  明日の新見高校を考える会は、高校存続に向けた県への働きかけを取り組みの柱としてまいりました。この点につきましては会の中で要望を取りまとめ、近く教育委員会へ提出することといたしております。こうした会の活動とは別に、今説明をいたしましたように、本市といたしましても学校連携コーディネーターが活動する中で課題をしっかりと見つけ出して、そして課題解決に向けた具体的な支援策を検討してまいりたいと考えております。 164 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 165 ◯3番(古川英明君) 一歩前進はコーディネーターの設置ということであろうかと思いますが、1点目につきまして、具体策は引き続き検討していくという御答弁があったと思いますけれども、そこの部分を急いで、早急に、具体的な市としてできること、民間でできること、高校としてできること、その部分を早急に急がないと非常に存続そのものが危ぶまれる状況であろうかと思います。その点を強く求めておきたいと思います。  私は、本市の子供たちにとって新見公立大学よりむしろ新見高校の問題のほうが非常に大きいというふうに思っております。その点、ひとつ強く求めておきたいと思います。  今回お尋ねをしました3項目は、いずれも人口減少対策に直結をしました重要な施策や考え方を含んでおります。執行部におかれましては、でき得る限り人口減少を食いとめる強い覚悟を持ち、新見市ならではの施策展開を切り開いていただくことを強く求めまして、一般質問を終了いたします。 166 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして古川英明君の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時59分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 167 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  次に、2番岡崎裕生君の登壇を求めます。2番岡崎裕生君。               〔2番 岡崎裕生君 登壇〕 168 ◯2番(岡崎裕生君) 2番岡崎裕生でございます。  この度は、新型コロナウイルス感染症予防並びに災害復旧に御尽力いただいておられます市長を初め職員の皆様方の御労苦に敬意を表しまして、質問に入らせていただきます。  1項目め、マイナンバーカード事業について質問いたします。  まず、このマイナンバーカード制度の背景ですが、国はこれからの時代をSociety5.0と定義し、SDGsの理念を共有しながら新しい社会を築き上げていこうとしております。Society5.0は、これまでの狩猟、農耕、工業、情報の社会に続く新たな社会です。センサーとインターネットにつながる機器IoTから集積した巨大な量の情報、ビッグデータを人工知能AIが解析し、高い付加価値があるものや情報、サービスに変えて現実の世界にフィードバックする高度な社会と定義されています。Society5.0の社会は、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会と期待されています。  そのような流れの中、マイナンバー制度も国民の利便性の向上や行政の効率化、公平、公正な社会の実現を行っていきます。総務省も便利でよりよい新たな社会構築に向け、制度の完成を目指しています。政府は、令和4年を目途に国民のほとんどがマイナンバーカードを持つこととするという目標を持って、その普及に取り組んでいます。本市においては、この国の動きにどう対応し、制度やカードを普及、活用されるのかお尋ねします。  1点目は、マイナポイント事業についてお伺いします。  マイナポイント事業は、マイナンバーカードで登録したキャッシュレスの支払い方法で買い物や支払いをすると、上限2万円分に対して25%のポイント還元がなされる仕組みです。期間限定で9月から実施されると聞いております。  1番目、国のマイナポイントの事業の概要をどのように捉えられているのかお示しください。  2点目、マイナンバーカード発行についてお伺いします。  税や社会保障の負担を不当に免れることや不正受給の防止、さらに困っている方へのきめ細かな支援が可能になります。そのような社会制度ですが、安全性に対する不安や必要感の低さ、交付時の煩雑さなどの課題でこの制度はまだ余り浸透していないのが実情ではないでしょうか。  そこで質問ですが、1番目、本市のマイナンバーカード普及の実態をお示しください。  2番目、マイナンバーカードを取得することにどのようなメリットがあるのでしょうか。  3番目、マイナンバーカードの安全性と交付の課題についてお示しください。  4番目、マイナポイントを利用するためには登録が必要になりますが、本市として交付数の目標をどの程度に設定されるのでしょうか、お答えください。  3点目は、マイナンバーカードの活用についてお伺いします。  1番目のみになりますが、自治体ポイントを活用した事業についてお伺いします。  マイナンバーカードの機能に連動した自治体ポイントの利用や新たな事業展開により、施設利用の促進や地域内消費活動の活性化、ボランティアポイントによる活動の活性化など、様々な事業展開とその効果が期待できます。自治体ポイント事業は推進されないのでしょうか。  以上で1項目め、1回目の質問を終わります。 169 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午後1時5分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時7分  開 議 170 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。  ただいまの岡崎裕生君の質問に対する答弁を求めます。 171 ◯福祉部長(林 裕司君) それでは1項目め、マイナンバーカードについての1点目、マイナポイント事業についての1番目の事業概要と推進体制についてでございます。  まず、事業の概要でございますが、マイナポイント事業は国の事業として令和2年9月から実施予定でございます。この事業は、民間のキャッシュレス決済サービスへのチャージなどに対しまして国がマイナポイントを1人当たり最大5,000円分付与し、このポイントで買い物ができるというものでございます。マイナポイントを得るためには、マイナンバーカードを取得し、令和2年8月末までにマイキーIDを設定し、その後マイナポイントの申し込みが必要となります。また、マイナポイントの申し込みは、令和2年7月からの予定となっております。なお、国はマイナポイントの利用が可能なものとして、マイキーIDの設定者4,000万人を想定されております。  推進体制はどのようになってるかということでございましたが、マイナポイント事業の周知につきましては、市報やホームページへの掲載、窓口でのリーフレットの配布を実施し、周知を図っているところでございます。また、マイキーIDの設定につきましては、マイナンバーカードの交付にあわせ設定いただけるよう今進めているところでございます。  以上でございます。  次に、2点目のマイナンバーカード発行についての1番目、本市の普及の実態についてでございます。  マイナンバーカードの交付率につきましては、令和2年2月16日現在で申し上げます。本市では13.6%、岡山県では12.4%、全国が15.3%でございます。  次に、2項目めの2番目になりますが、マイナンバーカード取得の利点をどう捉えているのかについてございます。  マイナンバーカードは、各種窓口での身分証明書として利用できるだけではなく、確定申告を初めインターネットバンキングや各種民間企業のオンライン契約での利用が広がり、手続の負担軽減にもつながっております。また、令和3年3月から健康保険証としての利用も予定をされているところでございます。  次に3番目、マイナンバーカードの安全性と交付時の課題についてでございます。  マイナンバーカードの安全性につきましては、カードは顔写真入りのため、成り済ましでの利用はできません。また、オンラインでの利用の際には必ず暗証番号が必要となります。さらに、カードには税や年金などの個人情報は記録されておりませんので、カードから情報が漏れるということはないとされております。このカードの交付に際しましては、原則窓口での本人受け取りとなっておりますが、窓口へ来られることが困難である病気や身体の障がい、その他やむを得ない理由により窓口へ来ることが困難であると認められるときは、代理人に交付することができるとされております。現在、本市ではやむを得ない理由のある方につきましては、職員が自宅などへ伺い、直接交付をさせていただいているところでございます。  次に、4番目の交付数の目標はでございますが、先ほど議員もおっしゃっていただきましたが、国ではマイナンバーカードの普及に関する取り組みの方針として、令和4年度中にほとんどの国民が保有すると定めております。本市といたしましても、国の方針同様に交付促進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 172 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、3点目、マイナンバーカードの活用についてでございますが、自治体ポイント事業につきましては地域経済の循環を図るための手段として有効であると考えられますので、カードの普及状況を注視しながら事業の導入について今後研究してまいります。  以上です。 173 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 174 ◯2番(岡崎裕生君) 1点目、1番目のマイナポイントですが、マイナポイントというのは利用の際にIDの設定をしなくてはいけません。マイナンバーカードに対して、最初に利用者登録を行わないといけないという手順があります。総務省のマイナポイントの事業の紹介の中で、マイナポイントのIDの設定についてこうあります。マイキーIDの設定支援を行っている自治体もあります、詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせくださいという内容です。政府も広報しているのですが、総務省としては自治体がマイナポイント利用を促進していくことを前提に事業を進められているわけですが、改めてもう一度お伺いしますが、本市においてマイナポイントの利用促進や普及に関する推進体制というのがどうなっているのかお答えください。 175 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 176 ◯福祉部長(林 裕司君) マイナIDの設定についての御質問であろうと思います。  マイキーIDの設定については先ほども一部申し上げましたが、マイナンバーカード交付の時点に合わせまして設定していただくというのが一番早いかと思っております。そのために、窓口にタブレット端末を設置し、職員がマイキーID設定の支援を実施する予定にしております。  以上でございます。 177 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 178 ◯2番(岡崎裕生君) 窓口でのそのような準備があるということで理解いたしました。是非積極的に広報並びに普及促進を求めておきます。  少し飛びますが、4番目のマイナポイントの普及目標、交付目標ですか、そのあたりが政府もはっきりとした数字ではなくぼやっとした目標で、本市においても政府がそうであるがために具体的な目標というのは示しにくいとは思うんですが、本市がこの事業、マイナンバーポイントやこのマイナンバーカードの交付数を上げるというそのために自治体としてどのように取り組まれるのか、そのお考えをお聞かせください。 179 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 180 ◯福祉部長(林 裕司君) マイナンバーカードがないとマイナポイント事業にもなかなか入っていけないというのが事実でございますが、マイナンバーカードの交付の促進につきましては、先ほど申し上げました市報やホームページへ掲載をして、こういうカードがありますという周知をしているところでございます。今後は、マイナンバーカードの受け取りなどをスムーズに行えるよう窓口業務の時間延長などの実施について検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 181 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。
    182 ◯2番(岡崎裕生君) 交付数を上げるということに対して、窓口業務の延長をするという非常に市民の立場に立った回答をいただきました。本来この制度とそれから利用については、市民が利益をこうむるものであり、市民主体の考え方というのは非常にすばらしいと評価しております。この窓口業務の延長ということは市長も理解されているのかということと、市長も窓口業務延長ということに対しては積極的に考えていただけるのか、市長お答えください。 183 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 184 ◯市長(池田一二三君) マイナンバーカードの設定に関しまして、7月、8月に集中するのではないかと考えているところでございます。その前から対応できるように今検討をしているところでございます。 185 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 186 ◯2番(岡崎裕生君) 7、8月ごろの交付のピークを迎える前にそのような対応をするという強い意欲を感じました。  3点目ですが、マイナンバーカードを利用すると、図書館やスポーツ施設など、その利用者カードとしても活用ができます。施設を利用した際も自治体ポイントとして取り入れることで、教育、文化、健康などの事業推進と公共施設の利用促進などが期待できます。さらに、そのポイントを消費することにより、地域内の経済循環の活性化にもつながります。啓発とともに積極的なマイナンバーカードの活用というのは取り組みはなされないのでしょうか、お答えください。 187 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 188 ◯総務部長(上山 晋君) カードそのものの活用ということでございますが、まずはカードの普及を最優先に取り組んでまいりたいと考えておりますので、自治体ポイント事業と同様にカードの普及状況を注視しながら今後研究してまいりたいと考えております。 189 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 190 ◯2番(岡崎裕生君) カード交付をまず第一にということですが、カード交付の事業とあわせてこういったものを企画、検討していって、カード普及した後にはすぐにスタートできるように準備をされるのが本意ではないかというふうに思います。情報漏えいや成り済まし、特殊詐欺などリスクに気を配りながらも、発行及び利用促進、利活用の可能性に向けてしっかり市長もかじをとっていただきたい。  話はそれるかもしれませんが、お隣の東城町商工会は、ほ・ろ・かというチャージ可能なポイントカードを導入し、マイナポイントも連携できるようにしております。そのカード利用で、消費税減税ポイントやマイナポイントが利用できるようにして、地域内経済循環を促進しております。活用の仕方のアイデア次第で、経済循環促進や健康意識の向上、施設利用の促進、ボランティアの促進など効果的な利活用につながると考えます。マイナンバーカードの利用を研究、検討していただきたいというふうに考えます。  2項目めに移ります。 191 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に入ってください。 192 ◯2番(岡崎裕生君) 2項目めは、自動運転について質問いたします。  平成30年3月に哲西支局前を起点とした自動運転実証実験が行われました。実証実験に際しましては、執行部の皆様にも大変な御労苦があったことと拝察いたします。国交省は、中山間地域における道の駅等を拠点とした自動運転サービス実証実験を行っております。この実験は、高齢化が進む中山間地域において、人流、物流を確保するため、道の駅など地域の拠点を核とする自動運転サービスの導入を目指し、実施された実証実験です。哲西町でも2週間の短い期間でしたが実施されました。  この度の質問では、自動運転の検証及び実施への検討、今後の自動運転導入の可能性についてお伺いし、今後の交通システム整備のあり方について伺ってまいります。  1点目は、本市の自動運転について伺います。  1番目では、自動運転実証実験の検証についてお尋ねいたします。  哲西町で行われた自動運転実証実験の効果や成果、課題についてどう捉えておられるでしょうか。  2番目では、実施に向けての取り組みについてお尋ねします。  自動運転実証実験終了後には、実施に向けての検討が行われたと思いますが、どのような協議がなされ、実施に向けてどのような方針が出されたのかお示しください。  3番目では、新たな都市計画マスタープランの中での自動運転システムの位置づけについてお尋ねします。  都市計画マスタープランにも、新しい交通システムへの構想が盛り込まれるべきではないかと市民の皆さんも期待されているのではないでしょうか。自動運転システムは、新たな都市計画マスタープランの中に組み込まれているのかお示しください。  2点目は、新たな交通システムの計画についてお尋ねします。  この4月から茨城県境町で公道走行を行う自動運転バスが実用化され、定期運行を始めます。全国的展開の鍵を握る実用化として注目されています。本市の地域性にも人口規模にも適合したこの自動運転バスを導入はできないのでしょうか。市民の利便性、交通の安全性、環境の快適性の面から持続可能な本市に見合った交通システムとして、本市の市民の大きな期待が寄せられていることでしょう。グリーンスローモビリティーも含め、自動運転がこれからの地域交通の鍵を握るのは自明の理とも言えます。  新たな交通システムの計画は作成されないのでしょうか。また、その中で自動運転の実施については予定をされていないのでしょうか、お伺いいたします。  以上で2項目め、1回目の質問を終わります。 193 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 194 ◯総務部長(上山 晋君) それでは2項目め、交通システム整備についての1点目、自動運転について。  1番目、自動運転実証実験の効果や成果、課題についてどう捉えているかということでございますが、平成29年度に国土交通省が実施しました自動運転サービスの実証実験の際、乗客モニター及び近隣住民を対象としたアンケート調査が行われております。調査結果では、自動運転サービスの導入については乗客モニター、近隣住民ともに半数以上が賛成しており、導入への期待が大きいことを示していると考えております。導入された場合の利用につきましても、乗客モニターの約6割、近隣住民の約4割が利用の意向を示しており、近隣住民の70歳以上ではほとんどが利用したいと回答するなど、利用ニーズが高いことがうかがえております。また、定時性や利便性の満足度も高く、実証実験についても約7割が満足と回答する一方で、ルートや運行本数などに対する改善要望などもあったところでございます。  一方、有識者などを交えました評価検証において課題とされた点は、道路交通分野においては円滑な相互通行のため自動運転のルート上に歩道や広目の路側帯が必要なことや、人家が密集する地域においては路上駐車を控えるなどの地域の協力を必要とするなどの結果が得られたところであります。  2番目の実施に向けての取り組みでございますが、今回の実証実験は住民の新たな移動手段の確保とともに、道の駅を中心とした農産物の集荷や商品などの配送、老人ホーム入居者の移動手段としての利用などを組み合わせたビジネスモデルとしての検証を行うことを目的としたものでございました。実証実験後に関係者による協議を行った中では、乗車運賃、農産物などの配送の収入のみではビジネスモデルとして成立させることが難しいとの判断になっております。本市といたしましては、今回使用しましたゴルフカート型の車両ではなく、バスタイプの車両へ変更した上で、市営バスの代替交通として改めて実証実験を行いたいと考えており、国へ車両変更について協議を行っている状況でございます。  以上です。 195 ◯建設部長(西村和夫君) 3番目、新たな都市計画マスタープランの中での自動運転システムの位置づけはでございますが、都市計画マスタープランは都市整備にかかわる総合的な施策体系を示すものであり、この中で交通施設の方針案では防災幹線ネットワーク化や拠点間連携強化、それに交流人口の拡大を目指した他の交通機関との連携などを表記しております。このため、自動運転システムにつきましては移動手段の一つであることから、都市計画マスタープランでの位置づけはしておりません。  以上です。 196 ◯総務部長(上山 晋君) それでは2点目、新たな交通システムの計画についてということでございます。  新たな交通システムの計画についてでございますが、茨城県境町において本年4月から全国に先駆けて自動運転バスが公道での運行を始めるということは先ほど申されましたが、これは希少なモデルケースになると考えております。本市におきましては、公共交通の維持、確保は重要な課題であることから、自動運転やスマートモビリティーなど、新たな交通システムや自動運転の導入計画に向けては、他地域での状況などを参考にしながら研究を進めてまいりたいと考えております。また、自動運転の実施につきましては、先ほど申し上げましたように改めて実証実験を行いたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 197 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 198 ◯2番(岡崎裕生君) 哲西町で行われた実証実験については、アンケートによると非常に手応えがあったというか未来に対する交通の一つとして非常に満足度が高い、ただルートであるとか地域性に、またビジネスモデルによっての運用が厳しいので哲西町としてはやらないというか、哲西町では今後の実施というのは考えられてないというふうに理解をしましたが、そのあたりのことを市民に対してどのような形でそういう成果とか課題を公表されたのか、やはり市民も自動運転についてはこれからの交通機関として非常に期待していると思うんですが、そのあたりの成果や課題の公表についてはどのようにされたんでしょうか。 199 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 200 ◯総務部長(上山 晋君) まず、哲西町での実験をしないのかということでございますが、現在国土交通省が検討されておるところでございまして、哲西町でもまた再開することもあるかとは思います。それは国土交通省の御検討次第かと思います。  それから、実証実験の主体、公表をどのようにしたかということでございますが、実証実験の主体であります国土交通省の岡山国道事務所のホームページ上に道の駅鯉が窪を拠点とした自動運転サービス地域実験協議会の会議資料を掲載しておりまして、実証実験の実施状況について公表いたしております。  以上です。 201 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 202 ◯2番(岡崎裕生君) 公表につきましては、私も国道事務局のホームページを見させていただきましたが、また広報でも取り上げていただいておるんですが、やはり手応え、今からの交通システムとして、高齢者が多い地域ですから、市民に対してこういう成果があったんだ、この交通機関はこのように活用できるんだという展望も含めて、そういった形で市でもう少し市民に広報して欲しかったなという気持ちが非常に残るのが残念でございます。  1点目と2点目をあわせるようになりますが、お答えの中でこれからバス型の、バスタイプの実証実験を考えているというお答えがありました。新交通システムについてですが、先ほどの境町の例も挙がりましたが、もう境町では、これは1月27日の記事ですが、町長がこのようにおっしゃっております。11月26日にヤフーの記事でSBドライブの記事を発見しました。そして、12月26日に佐治社長に会って、1月9日には議会で承認をいただきました。そして、1月15日にテストドライブをさせていただいて本日の発表という、実は2カ月間での境町での決断であります。実質、佐治社長に会っていただいたのが12月26日ですが、1カ月ほどでこのプロジェクトをまとめてまいりましたというふうに記者発表がありました。短期間のスピード決裁であったことをここで明かされています。実証実験もいいんですが、もうこういった形での実施というのも見えております。先ほど触れましたSBドライブも、近年で2万台ぐらいの普及を目指してという目標を掲げております。実証実験ではなく、もうこれは実施ができるモデルケースがあるわけですから、このバスを例えば、ら・くるっと等の代替えとしての実施として、事業として、この市の交通システムとして取り入れるという考えはないんでしょうか。 203 ◯総務部長(上山 晋君) この度新たな総合計画の行動計画の中に、公共交通の項目で持続可能な交通体系の確立の中に、自動運転やスマートモビリティーなどの新たな交通の可能性について研究を進めますとしておりますので、これにつきましては他市の事例も参考にしながら検討してまいりたいというふうに考えております。 204 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 205 ◯2番(岡崎裕生君) SBドライブもソフトバンク社との関連会社であります。本市もソフトバンクとの親密なつながりもあります。この境町町長がしたように、機を逸することなく自動運転バスの早期導入を実現していただきたいというふうに私は思っておるんですが、特にこの市のメリットのソフトバンクとのつながりといったあたりも含めて、実施がすぐに可能なんではないかと思うんですが、そのあたり市長の御見解をお願いいたします。 206 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 207 ◯市長(池田一二三君) 哲西地域で自動運転の実証実験をしたわけでございます。その中で、有識者などを交えた評価検証の中で課題とされた点は、道路交通分野において先ほど申し上げましたように、円滑な相互通行のために自動運転のルート上に歩道や広目の路側帯、こういったものが必要なことということと、それから人家が密集する地域においては路上の駐車、そういったものが非常に障害になるというようなことで、いろいろ課題もあるようでございます。現在、カート型から車種をバス型のような形に変えていただいて、再度1カ月ぐらいの実証実験をしていただくように今国土交通省に働きかけをして協議中でございますので、すぐ違うものにというのはちょっと今の時点では判断しかねます。 208 ◯議長(藤澤正則君) 再質問はございますか。岡崎裕生君。 209 ◯2番(岡崎裕生君) 今のことは、哲西の実証実験の続きのことを言われてるんですか。私が言ってるのは、新しいバスを本市の交通機関中央部に導入したらどうかという提案です。 210 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 211 ◯市長(池田一二三君) 哲西地域でも、その専門家の方が入られましてそういった課題があったわけでございます。したがって、この中心部にバスを入れるということになれば、またさらに大きな課題があるのではないかと考えているところでございます。したがって、どこの場所になるかわかりませんけれども、今バス型のもので1カ月程度の実証実験をするようにということで協議中でございますので、その結果を踏まえて進めてまいりたいと考えております。 212 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 213 ◯2番(岡崎裕生君) 場所を変えてという言葉もありましたので、是非本市の交通システムに早期に導入していただきたいとともに、交通に関する交通計画というのを別途持って欲しいというふうに考えております。公共交通会議に全てを任せるのではなく、本市独自の交通システムとして、第3次総合計画の下に交通計画としてしっかりと自動運転であるとかスローモビリティー等、そういった計画を独自に立てていただきたいということを強く求めて3項目めに移ります。  3項目め、防災・減災について質問します。  長期間の豪雨並びに超局地的豪雨で本市にも2年続きの甚大な被害が及びました。地球温暖化による予測不能な気象現象とそれに伴う自然の猛威の恐ろしさを知らされました。その中、腰をおろす時間も惜しんで対応し、復旧に全力を尽くしていただいております職員の皆様の後ろ姿は市民に大きな安心感を与えたのではないでしょうか。執行部の皆様もこれらの災害を教訓としながら、新年度事業として本市でも災害に強いまちづくりを目指すべく、国土強靱化地域計画の策定に着手されました。  そこで、1点目のみの質問になりますが、国土強靱化地域計画についてお伺いします。  1番目として、国土強靱化地域計画の意義と計画概要について質問いたします。  この国土強靱化地域計画を策定される意義やメリットについてお示しください。また、本市ではどのような点に重点を置いて計画をされるのか、あわせてお示しください。  2番目として、国土強靱化地域計画のスケジュールと実施計画についてお尋ねします。  早期に立案して予算確保と事業実施をしていただきたいと考えますが、国土強靱化地域計画のスケジュールと実施時期についてお考えをお示しください。  これで3項目め、1回目の質問を終わります。 214 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 215 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から3項目め、防災・減災についての1点目、国土強靱化地域計画についての1番目、国土強靱化地域計画についての意義と計画概要についてお答えをいたします。  国土強靱化地域計画は、大規模な自然災害に備えるため、事前防災・減災と迅速な復旧、復興に資する施策をまちづくり政策等を含めた総合的な取り組みとして計画的に実施し、強靱な国づくり、地域づくりを推進するものでございます。国土強靱化基本法により、市町村が定めることができるとされております。道路事業などの一部の国庫補助金や交付金事業において、令和3年度から本計画の策定が交付の要件とされる予定となっており、このことにより、国庫補助金や交付金の交付や重点配分、優先、採択がなされることとなります。本計画では、人命の保護、社会の重要な機能の維持、財産及び公共施設の被害の最小化、迅速な復旧、復興などを基本目標とし、ハード対策のみでなく、ソフト対策を組み合わせた、被害を回避するために事前に取り組むべき施策をまとめることとなります。  2番目につきましては、担当部長からお答えをいたします。 216 ◯総務部長(上山 晋君) 2番目のスケジュールと実施時期はでございますが、令和2年度中に計画を策定し、一部の国庫補助金や交付金事業において計画策定が交付の要件とされる令和3年度から事業を実施してまいりたいと考えております。  以上です。 217 ◯議長(藤澤正則君) 再質問はございますか。岡崎裕生君。 218 ◯2番(岡崎裕生君) 本事業で交付要件がだんだんと厳しくなっている、これは国、全国の災害の状況を見ると、どこの公共団体もこの国土強靱化地域計画を利用してしっかり自分の町を強くしたいという、これを願う公共団体が増えている結果、当然国としてもだんだん締めていくんではないかと思うんですが、少し残念であるのが、本市であれば、例えば一昨年の7月豪雨とかそのあたりを受けての早い段階での地域計画というのが策定されるべきではなかったかと思うんですが、そのあたり、この時点になってきているのがなぜなのか、もう少し早い時期で取り組めなかったのかという点についてお伺いします。 219 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 220 ◯総務部長(上山 晋君) なぜ計画を策定しなかったかということでございますが、計画策定につきましては令和3年度以降この計画に基づいて実施する事業であることが国庫補助金等の交付要件となりますので、具体的な方針が国から示されまして令和2年度において策定することとしたものでございます。  以上です。 221 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 222 ◯2番(岡崎裕生君) 令和3年度以降の事業に対しての令和2年度ということで、それは逆算するとそうなるんですが、本当に昨年度の段階で、早い時期でこの強靱化計画というのには取り組まなくてはいけなかった町ではないのかと、災害の多い町ではないかと、それが災害に強いまちづくりにつながるんではないかというふうに思いますので、この時期になったことを非常に残念に考えております。  過去のことはもうどうあがいても変わりませんので、これからのことですが、少しでも他市にでも先んじてこの計画を打ち出していくためには、効率のよい計画立案が必要ではないかと思います。例えばコンサルに出して、それからの手順ということになると非常に長いスパンになると思うんですが、できれば総合計画を立案されたのと同じように、職員による自らの計画作成ということが望まれますが、この計画策定についてどのようなプロセスで行われていくのか、それをお答えいただきたいと思います。 223 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 224 ◯総務部長(上山 晋君) 計画策定につきましては、市全体の災害リスクの想定や脆弱性の分析評価、課題の抽出など、業務量が膨大でありますし、専門的な知識も必要であることから、業務委託での実施を考えております。抽出された課題につきましては、本市の特性に応じた事業を実施する必要があることから、本市の部局間で情報共有をしながら連携して計画策定を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 225 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 226 ◯2番(岡崎裕生君) ということは、私の質問の回答としては、脆弱性等に関する調査、そういった形の調査についてはコンサルに任せ、それから先の計画策定については横断的な組織で職員でされるという理解でよろしいでしょうか。 227 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 228 ◯総務部長(上山 晋君) 委託を出しますけど、その委託業者と一体となって庁内の部局も連携しながら進めていくということでございます。 229 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 230 ◯2番(岡崎裕生君) これも早急な計画立案が必要ですので、コンサルを活用することも大事ですが、本市での横断的な組織での力を合わせた、本当に庁内での共同組織での計画立案というのを強く求めます。より実効性の高い計画になることを求めて、次の4項目めに移ります。  4項目めは、第3次新見市総合計画(案)について質問いたします。  第3次新見市総合計画の素案が議会にも配付されております。本計画案は、市民の協働と見える化という点ではプロセスに若干の課題はあるようですが、執行部の横断的組織による振興計画の練り上げとその御努力というのは市民の期待を裏切らないと確信しております。  今回質問しておきたいのは、冒頭に申し上げましたようにSDGsの理念に基づき、Society5.0の社会構想を目指している国の政策との整合性についてです。  医療、介護等の福祉を充実し、社会保障しながら人口減少下でも持続可能で主体的な豊かなまちづくりを目指そうという取り組みは、国だけではなく地方の課題でもあり、本市のまちづくりの目指すところでもあります。したがって、第3次総合計画がSDGsの理念やSociety5.0の新たな社会構築の視点に基づいているのかどうかが総合計画の肝となるところであると考えております。  話は変わりますが、1点目、農業政策についてですが、この度の感染症流行で痛感するのは安全な食の提供と食料自給率の向上という農業が抱える課題です。裏を返せば、農業はこれからの成長産業のチャンスでもあると言えます。農家、JA普及センターと一体になって、行政がリーダーシップをとり、次世代農業のあるべき姿の展望と戦略を持たなければならない時代に来ています。本市も、農業総合計画や農業戦略プランを作成されないと時代に取り残されてしまうのではないでしょうか。第3次新見市総合計画(案)にある実行計画も同様に、本市の特徴を生かし、農業が成長産業化するための戦略を色濃く示すべきではないでしょうか。水田の耕作放棄地の増加、一部の農家の過重な負担等の問題で農業が崩壊する危機を迎えております。これまでの対処型の農業政策から戦略的政策へ大胆に方向転換することが急務であります。野菜や園芸作物への転換推進や、集積化率向上の推進、外国人担い手や農福連携の取り組みなどを含めた担い手の開拓など、未来へ明るい農業ビジョンを強く示していただきたいと考えておりますが、市長のお考えをお聞かせください。  以上で4項目め、1回目の質問を終わります。 231 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から4項目め、第3次新見市総合計画(案)についての1点目、農業政策についてお答えをいたします。  第3次総合計画案では、課題として水稲農家の小規模経営や高齢化等を挙げ、主要な施策として、担い手の育成、主要品目の振興やブランド化などに取り組み、これらに関する目標設定を行うこととしております。このほか、既に策定済みの農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想におきまして、担い手育成、新規就農者の確保目標、安定的な農業経営の指標や農地の集積目標などについての基本方針を定めております。これらの計画等に基づきまして、持続可能な農業を実現するため本市の農業振興を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 232 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 233 ◯2番(岡崎裕生君) 先ほど質問に申しましたような野菜や園芸作物への転換推進、集積率の向上、外国人担い手、農福連携、そういったことをしっかりと農業ビジョンを構想の中に積極的な目標として盛り込んでいただきたいと考えているんですがいかがでしょうか。
    234 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。  おられませんか。  暫時休憩いたします。                             午後1時51分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時52分  開 議 235 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 236 ◯市長(池田一二三君) 昨日の代表質問でも農業政策に向けてのSociety5.0あるいはSDGsの理念、そういったものもお話があったところでございます。今、岡崎議員が御指摘いただいたことも含めまして、積極的に取り組んでまいりたいと思っております。 237 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 238 ◯2番(岡崎裕生君) もう時間になりましたので、この度は農業を例に持続可能で新しい社会構築という視点で質問させていただきました。具体的な計画もですが、総合計画そのもののあり方がどれだけ人口減少に対して効果があるのかが問われます。予想に反した社会情勢や本市の状況の変化、ほかの計画やマスタープランの変更など、これまでの総合計画策定プロセスの課題を踏まえ、必要なときには勇断をもって市民や議会と協働して修正も行われるべきと考えます。下野市広瀬寿雄市長は、第1次下野市総合計画において議会との面談協議の中で度重なる総合計画の改定を行っています。現在、第2次下野市総合計画では、第2次下野市総合計画実施計画として2年ごとに計画の実証と改定を行っております。急速な変化をする社会情勢や気象状況の変動がある現状の中、アウトカム指標や公会計をうまく活用し、できるだけ短いスパンでPDCAサイクルを循環させていただくことを求めまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 239 ◯議長(藤澤正則君) 以上をもちまして岡崎裕生君の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後1時55分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時10分  開 議 240 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、6番岩田秀之君の登壇を求めます。6番岩田秀之君。               〔6番 岩田秀之君 登壇〕 241 ◯6番(岩田秀之君) 6番岩田秀之でございます。  3月定例議会一般質問2日目の最後の登壇者となりました。  議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして3項目について質問をさせていただきます。  2日目の最後になりました。爽やかに行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。また、質問前に日本国内はもとより世界でも、世界各地で新型コロナウイルスの感染が拡大をしております。一日も早い終息を願うばかりであります。  それでは1項目め、防災・減災についてであります。  まず、1点目の哲多地域の明神橋から吉清橋までの本郷川のしゅんせつや河川の立木の伐採のお考えがあるのかお尋ねをいたします。  平成25年9月定例議会で、この区間について中学校の通学路の安全確保について質問をさせていただきました。また近年、急峻な山には落石防止の強固な防護柵が取りつけられ、昨年より県道新見川上線の明神橋上からJAの選果場手前まで、通学路の安全確保である張り出し工法で現在拡幅中であり、大変よくなっております。しかし、今後に向けた、1つだけ心配なのは、平成30年7月に起こりました西日本豪雨災害のとき、この区間は河川が狭く、増水で県道まであと50センチというくらいまで冠水をする状況をこの目で確認をいたしました。この区間の県道改良は大変よくなっていますが、今後の対策として考えられることは、河川のしゅんせつ工事や河川内の立木を伐採することで、仮に河川が増水しても今までのように水位が上がることはないと考えられます。現在、工事のための仮設道もあり、しゅんせつ工事や立木伐採がしやすくなっています。県の管轄でありますので、早急に県と連携をしていただき、今後どのように取り組まれるのか御所見をお伺いをいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 242 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの岩田秀之君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 243 ◯建設部長(西村和夫君) 1項目め、防災・減災対策について、1点目、哲多地域の明神橋から吉清橋までの本郷川のしゅんせつや河川の立木の伐採の考え方はについてでございます。  御指摘の箇所、現在県道新見川上線につきまして張り出し歩道の設置工事をしております。その工事に伴いまして、本郷川に仮設道を設置して工事を進めております。この本郷川のしゅんせつにつきましてですが、河川管理者の県によりますと、御質問の箇所につきましては本年4月以降にこの仮設道を利用して、しゅんせつや立木の伐採を行う予定であるとの回答でございました。  以上でございます。 244 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 245 ◯6番(岩田秀之君) 4月以降に行うということで、県の残土処理センターも目と鼻の先でございます。また、工事もスムーズに行えると思います。河川工事は雨が降らない寒い時期でございます。早急に取り組んでいただきたいと強く求めてまいります。  以上でこの項を終わります。 246 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に入ってください。 247 ◯6番(岩田秀之君) 次に、2項目め、本市における不妊症対策についてであります。  不妊症は病気ではなく、症候群であると言われています。症候群というのは、原因も何も関係なしに、理由がわからなくてもある症状の人であります。妊娠を希望しても、1年たっても子供ができなければ不妊症と定義をされています。最近では、不妊のカップルは10組に1組と言われており、近年妊娠を考える年齢が上昇していることもあり、この割合が高くなっていると言われています。  1点目の質問です。  本市において、夫婦になっても子供ができない不妊症のカップルが少なからずおられると思います。子供を望むカップルのために、県の特定治療支援事業、本市の不妊症対策事業との関係はどうなっているのか、また本市の助成の実績はどれだけあるのか、現在の取り組みについてお示しください。  2点目の質問です。  不妊治療において県が指定した県内の指定医療機関は9カ所、岡山市内に6カ所、倉敷市内に2カ所、津山市内に1カ所の医療機関があり、県外の医療機関にも行かれている方もおられると思います。医療機関が近くにある人は不妊治療にチャレンジできますが、新見市内からは遠路であり、何回も通わなければなりません。受診に係る交通費もかなり負担になっていると思われます。治療を続けるためにも、現在の保険適用外の治療だけでなく、交通費や入院費も助成できないものか、御所見をお伺いをいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 248 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 249 ◯福祉部長(林 裕司君) それでは2項目め、不妊症対策についての1点目、本市においての現在の取り組みはについてでございます。  本市の不妊症対策支援事業は、県の不妊に悩む方への特定治療支援事業の対象となった場合、まず治療費から県の助成金額を控除し、残った治療費の3分の2を補助をしております。県の助成対象とならなかった場合は、かかった治療費の3分の2を助成をしております。  過去5年間の実績でございますが、平成27年度が23件、平成28年度が19件、平成29年度が30件、平成30年度が26件、令和元年度は2月27日現在でございますが18件となっております。  次に、2点目の医療機関までの交通費、入院費の助成はできないかということでございますが、議員が先ほど御説明をいただきましたが、助成の対象となる治療が可能な医療機関は県知事等が指定した医療機関であり、津山市に1カ所、それから岡山、倉敷で8カ所となります。そのため、通院に係る経費の負担はかかりますが、本市では治療に係る費用助成を手厚く行うことで負担軽減を図っておりますので、交通費、入院費の助成までは考えておりません。  以上でございます。 250 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 251 ◯6番(岩田秀之君) 1点目の再質問ですけども、私が思っていたより非常に不妊治療に行かれてる、件数が多いのにはびっくりをいたしました。実績を見ても、不妊症のカップルが将来自分の子供が欲しいと願っている件数であると思います。大変な中、不妊治療に取り組まれているカップルを応援する気持ちでいっぱいであります。  また、不妊症で悩んでおられる、初めて治療に臨んでいかれるカップルに対しても、不妊治療に取り組んでいける体制づくりが非常に大切になってくるのではないかというふうに思っております。県と本市の支援事業の内容、取り組みの違いというのもあるかと思います。再度その件をお聞きしたいなというふうに思っておりますので、お示しいただきたいと思います。 252 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 253 ◯福祉部長(林 裕司君) 県の助成の対象となった方、対象にならなかった方があるというふうに先ほど御説明をいたしました。県では年齢制限があったり、回数制限、40歳未満の場合には妻が43歳になるまで6回まで、または40歳以上の場合は妻が43歳になるまでに3回までというような回数制限もございます。それと、所得の制限によって受けれない方というのも県の助成制度の中には要件が示されております。本市におきましては、年齢制限であるとか回数制限、所得制限というものは全てございません。  以上でございます。 254 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 255 ◯6番(岩田秀之君) ほかの新見市以外の自治体でも、県は年齢制限、回数、それから所得制限がございますけども、自治体では年齢制限や、新見市の場合は年齢制限、回数、所得制限がないということで、本当にすばらしい施策だなというふうに思います。引き続きやっていただければというふうに思っております。  2点目ですけども、先ほど津山市に1カ所、岡山市8カ所、それからいうことで9カ所なんですけども、県内の医療機関はほとんどが県南で、県北の津山に1カ所ということでございます。医療機関が近いカップルはチャレンジすることが何回もできますが、本市からですとやっぱり時間もかかりますし、それぞれ夫婦も仕事をお持ちであります。この治療も1回、2回では終わることではございません。交通費もしっかりかかりますし、不妊症カップルが将来子供を望んでいることであり、手厚い支援が私は必要であると思っております。ということで、これからしっかりと、交通費とか入院費は考えておりませんということでありましたけども、将来に向けての大切な子供についてであります。ならば、本市の助成が3分の2でありますが、これは本当に全額、3分の3、100%でも私はいいのではないかというふうに思いますが、市長はどのようにお考えになられているのかお聞かせを願いたいと思います。 256 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 257 ◯市長(池田一二三君) 大変な中、子供を授かることを望まれて、カップルで治療に取り組まれているという方々を応援しようということで、本市といたしましては特定不妊治療に対しまして、先ほど部長が説明申し上げましたように、回数制限なし、所得制限なし、そして年齢制限なしということで取り組まさせていただいておりますので、現在交通費とか入院費までとは考えておりませんので、よろしくお願いします。 258 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 259 ◯6番(岩田秀之君) 市長より考えておられないということで、新見市はしっかりとほかの自治体に比べてより助成をしているということでございますので、考えていないということでございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(後刻取消P140)それはさておいて、いずれにしても、不妊症カップルが治療を諦めず、最後までチャレンジ、私はしていただきたい。大変でありますが、頑張り続けていかれることを私は願っているわけでございます。エールを送りたいなと。市長、今後さらに支援事業が拡充されるよう、一歩踏み込んでの対応、それをしていただきたいと。今、実績がありましたけども、本当に約二十数組の方が不妊治療に毎年行かれているということで、それで妊娠に至って、子供ができてですよね。少子化、いろいろと言いますけども、その子供が妊娠、出産、子育て、その前の段階でございます。しっかりとそれに、その施策をしっかりと力を入れていかなくてはいけないと。将来その子供が大きくなった場合、その子供たちがここにいるかもしれません。そのぐらい新見市を背負っていく子供かもしれません。ですから、大事な子供っていう、不妊治療にしっかりと手厚い助成をこれからもしていただきますよう強く求めてまいりまして、以上でこの項を終わります。  次の項目に移ります。 260 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に入ってください。 261 ◯6番(岩田秀之君) 最後の3項目め、総合的な思春期・若年成人(AYA)世代のがん対策についてであります。  AYAとは思春期や若年成人の略で、一般的に15歳から39歳までの年齢層の人を指し、がん医療において用いられている言葉であります。AYA世代は、学業、就職、恋愛、結婚、出産など、様々なライフイベントが集中する時期であり、同世代の人たちが学校生活や就職活動に励み、恋愛や友人とのつき合いを楽しむ中、がんという病気を抱え、がん治療での生殖器への衰えなど、将来に関する不安や孤独を感じている人も少なくありません。特に、がん患者の人が将来妊娠できる体制が大切であると考えます。それに対して保険適用もなく高額であるため、助成することも考えなければなりません。  1点目の質問です。  AYA世代ががんに罹患をした場合、妊孕性温存のためにがん治療の前に卵子の凍結保存、精子の凍結保存、卵巣の凍結保存をし、将来子供が望める妊孕性温存のための取り組みを今後考えていかれるのかお伺いをいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 262 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 263 ◯福祉部長(林 裕司君) 3項目め、総合的な思春期・若年成人(AYA)世代のがん対策についての1点目、将来子供が望める妊孕性温存のための取り組みを考えているのかでございますが、議員に先ほど御説明をいただきました概ね15歳から39歳のAYA世代の方ががんに罹患した場合、抗がん剤や放射線などのがん治療により、生殖機能の低下または失われる可能性があることは承知をしております。がん治療を行うAYA世代の方が、治療の前に卵子や精子などを冷凍保存することは将来子供を授かるための可能性を残すことができるものと考えております。現在、このことを目的とした助成制度は本市にはございませんが、今後考えてまいりたいと考えております。  以上でございます。 264 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 265 ◯6番(岩田秀之君) ちなみに、隣の真庭市では若年がん患者妊孕温存治療支援事業の中で、若年のがん患者の方ががん治療を開始する前に妊孕性温存治療を受けられる場合に、医療保険適用外の一部を助成し、経済的負担を軽減する事業が来年度、令和2年から始まります。本市においては、真庭市のような助成制度を考えていかれるのか、これから検討されるのかお伺いをいたします。 266 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 267 ◯福祉部長(林 裕司君) 妊孕性温存治療への助成というので、真庭市さんが令和2年度から取り組まれているのを新聞で報道されています。現在、他県でもそういうことが、いろいろもう実施されてるところがあるというのも存じております。少子化が進む中、子供を授かりたい人が妊娠、出産がかなえられるよう支援を考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 268 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 269 ◯6番(岩田秀之君) 部長から前向きな答弁をいただきました。  市長にお伺いをいたしますが、先ほど真庭市の例を挙げて言わせていただきました。先ほど支援を考えていかれるとの答弁がありましたが、どのような支援を考えていかれるのか、考えておられれば御答弁願います。市長。 270 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 271 ◯市長(池田一二三君) この妊孕性温存治療は、部長も申しましたように、子供を授かりたい方が妊娠、出産をかなえられる方法として重要であると考えております。制度設計を含めてしっかりと考えてまいりたいと今思っているところでございます。 272 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 273 ◯6番(岩田秀之君) しっかりと市長が考えていかれるということで、しっかりと前向きに検討なんでしょうか。  もう一度御答弁をお願いします。 274 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 275 ◯市長(池田一二三君) 制度設計を含めて検討してまいります。 276 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 277 ◯6番(岩田秀之君) 前向きな検討ということでございます。前向きな検討。後ろ向きではなくて前向きな検討ということですね。  15歳から39歳までのAYA世代は、がんの罹患率や死亡率も最も低い世代でありますが、年齢とともに罹患者数が全国的にも増加傾向にあると言われています。今後、本市においても、がんに罹患したAYA世代の患者さん一人一人のニーズに合わせた支援をしていくことや、対応するための体制の構築やさらなる充実をしていかなければならないと思っております。AYA世代の人ががん患者であっても将来自分の子供が授かれる希望が湧く、そういう新見市を今後築かれることを強く求めてまいりたいと思います。  以上で今回の一般質問を終わります。 278 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして岩田秀之君の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 279 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明5日の本会議は午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時35分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....